すべてはプライベート・オピニオン

主に小説や漫画やアニメや映画についての覚書を不定期で放り投げます。基本ネタバレ注意。

BANANA FISH #6

漫画作品「BANANA FISH」(吉田秋生小学館)の6巻読了後覚書です。

※以下、6巻までの内容のネタバレを含みます。

 

 

■あらすじ(Amazon商品ページより引用)
アッシュたちはバナナフィッシュと呼ばれる薬物と、それを使ったディノ・ゴルツィネの陰謀の存在を知った。だが、ディノと手を結んだ李(リー)一族により捕えられ、ニューヨークのディノに引き渡されてしまった。アッシュたちはそこでバナナフィッシュの正体を見せつけられる。ショーターが実験台に使われたのだ。李一族にアッシュを裏切ることを強要され、心ならずも従ったショーター。だが、アッシュとの友情から最後まで反抗的な態度を崩さなかったため切り捨てられたのだった。バナナフィッシュを投与され、「英二を殺せ」との命令を刷り込まれたショーター。苦しむ彼を目の当たりにしたアッシュは…!?

■あらすじ(コミック7巻冒頭掲載のあらすじより引用)
(略)ショーターはバナナフィッシュの実験台にされ、仲間の英二を殺すように暗示をうける。バナナフィッシュの発作を起こし、英二を殺そうとするショーターをアッシュは撃ち殺してしまった。アッシュとショーターの配下は、ふたりを救出するためにディノ邸を襲撃した。その頃、アッシュは処刑室から脱出し、英二を助け出していた。ひとりバナナフィッシュの研究室に入ったアッシュは、そこでショーターの無残ななきがらを見た。彼はバナナフィッシュの研究者ドースンに怒りの銃弾を打ち込み、ショーターを弔い、研究室に火をつけた。また、チャイニーズキッズの新しいボス・シンはショーターを殺されたことを恨み、アッシュに立ち向かっていったが、全く歯がたたなかった。心身ともに傷ついたアッシュだが、無事ディノ邸を脱出。仲間の待つマンハッタンで英二と再会し、束の間の休息を…。

 

読後直後大枠感想

もうなんかいろんなものが盛りだくさんでおなかいっぱいの、まごうことなき神巻。第1章・完って感じ。いろんなものが一旦一段落として完成したというか。アッシュというキャラの大きな転換期になる予感がする。絵柄としてもそうだし(“美”のキャラクターとして一個到達した感)、わりと等身大の不良少年寄りだったところかーらーの、あっという間にマフィアを掃討する天才少年への描写の飛躍。そして勿論対英二の感情推移。
あとこの巻、1巻まるごとまるで映画のようだった。画面から演出から脚本から全部。この巻のストーリーはまじでアニメ始まったときにどのシーンがカットされてても私の脳内ですごい煩悶が噴出しそう。
みどころがありすぎて逆に抜き出せないときによくやる手段として、「この巻のワンシーンしか今後の人生でページを開いて読めないことになったらどこを選ぶか」というifを考えてみると、私はやっぱりあの、英二から「どうか気を付けて」「きみまで失うことになったらぼくはきっと狂っちまう」って言われた後のあの処理落ちアッシュのとこかなあ。車で自分の仲間と共に一足先に逃げ延びる英二を見送るアッシュのあの顔……
なにがそんなに私の琴線に触れたのか現時点ではあんまり言語化できないんだけど、あのアッシュの表情を描けるというただそれだけで吉田先生の非凡さの証明になるのではないかと。誰かのあんな表情、今までみたことある??
ラスト、仲間と英二が居る隠れ家に戻ってきて1コマだけ微笑んだとこ以外、この巻最初から最後までアッシュがずっと厳しく険しい顔していて、読んでるこっちはまあ無責任というか他人事なもので「うわー!いよいよアッシュ超かっこいい!美しい!」って興奮しきりなんだけど、ここから次巻、アッシュがゴルツィネやオーサーにどう立ち向かって反撃していくのか、とても楽しみ。

 

読みながらメモした細切れ

・投与されたバナナフィッシュによる症状に苦しむショーター グリフィンと一緒
・暗示により、今のショーターにとって、英二は恐怖・敵の象徴
・「こいつはおまえの――敵だ こいつを殺せ!!」
・英二にナイフで切りかかるショーター
・「小僧 おまえも死にたくなきゃあ戦え 自分の身は自分で守ったらどうだ? アッシュの助けは期待できねえぜ」
・英二を殺すように潜在意識にすりこまれたショーターは「命令」に逆らえない 耐え難い“苦痛”
・だがその命令に従っても解放されるわけではない 対象を失えば苦痛に耐えられず自己破壊行動に走る もし生き残っても一生“悪夢”に 精神の作り出す幻想の苦痛に悩まされ続ける
・グリフのように
・ただ暗示をかけて操るだけじゃないんだ…むごすぎるこの薬。ほんとにまじで投与されたらもうそこで詰みじゃん…。
・「左だ! 利き腕の反対へ回りこめ英二!!」
・避ける 逃げる が精一杯の英二
・やっぱり解毒剤現時点で無し! はい終わった!(やけくそ)
・アッシュの叫びで一瞬正気に返るショーター
・俺を殺してくれ 解放してくれ 自由に 苦しい
・まじか うそうそまじで
・そういう展開やっぱりきちゃうの
・弾丸1発きりの拳銃を床に置いて、アッシュの鎖を緩めるオーサー
・立ち位置結構離れてたのにわざわざアッシュの後ろにまわって耳元で「忘れるなよ」って囁くオーサーいやらしい
・あああああ
・ショーター…
・やっぱりこの展開は避けられなかったか…
・ショーターの涙…
・「ハハハハハ 殺しやがった!!撃ち殺しやがった!!」「たいした友だちだな! ショーターもさぞ喜んでいるだろうぜ!」
・ゲスの極みオーサー
・でもこれオーサーもたぶん引き返せないとこまで勢いのまま一気に飛び込んじゃってもう引っ込みつかない、「笑うしかない」ってとこもあるよねたぶん。仮に心の奥底で、やべーこれさすがにやりすぎたとか囁く声があったとしても。それに耳を貸す選択肢なんて取りようがないというか。
・わざわざ鎖を緩めなくても、予定通りただショーターに英二を殺させるだけでもよかったわけだけど、それをしないでアッシュにショーターを殺させたのは、その方がよりアッシュにダメージを与えられると判断したからで、何がアッシュをより傷つけるのか、という点でオーサーは確かにアッシュを理解している。他人を理解するには、愛であれ憎悪であれ、それなりの強い感情というか思い入れが必要で、オーサーは確かにそういったものをアッシュに向けている。のだろうな。
・今必死に別のこと考えてショーターの死から目をそらしている。
・再度吊り上げられるアッシュ
・心臓を1発 脳は無傷
・バナナフィッシュが脳細胞にどんな影響を与えるのか
・もおおお解剖されるフラグやん!死してなお遺体まで弄ぶとかやめろよ!!
・アッシュ マックス 英二 それぞれの涙
・アッシュと英二はもちろんだけど、マックスのこの目を見開いたまま片目からこぼす涙っていうのが、大人の男というか目の前の現実から目だけは決してそらさない奥底のジャーナリスト魂を感じて、ぐっときた。
・「ショーター・ウォン死す―――親友アッシュ・リンクスの銃弾に倒る!」
・やっぱりオーサーは「もう笑うしかない」ってのが多分にありそうだな。「殺しやがったわはは!」ってわざとらしいほど高笑いしてる3コマ、全部冷や汗かいてるし。5%とか10%ぐらいは無理やり笑ってるとこありそう。だからこそ悪役として魅力ある。たとえばこの3コマが全部冷や汗無しだとしたら、しょーもない「悪役のための悪役」って感じの印象で終わるキャラだったかも。
・扉の陰でこの一連の展開をみていた月龍もさすがにドン引き あれほどとは思わなかった 自我を完全に破壊してしまうなんて
・さすがのアッシュもこの打ちのめされよう 5巻でショーターと英二が来る前の余裕が嘘のよう
・連れて行かれる英二
・「言ったろう あいつは昔のおまえと同じ運命だ」
・(オーサー、それ言ったのはアッシュじゃなくてショーターにじゃなかった?)
・「次はこのじじいどもに薬を使って殺し合いをさせてやる あの小僧は最後のお楽しみだ」
・「きさまは耐えて生きのびたが―――あいつはどうかな 薬を使うまえに死んじまうかもしれんな」
・いや…英二は英二でなかなか神経太いというか強い男だと思うから死にはしないだろうけど、ただ、大きく人間が変わってしまうだろうな…彼が彼で無くなってしまうというか。ショーターがこんなことになった以上、逆に英二まで蹂躙されるってことにはたぶん展開的にならないだろうけど、アッシュ大丈夫か。
・このへんのアッシュもうほんと痛々しいんだけどいよいよもって美しくて読みながら複雑。
・あの小僧におまえを殺すよう暗示をかけてやる おまえはヤツを殺せるか?
・ヤツを殺さなきゃあおまえ自身が死ぬんだ 今度もそうするがいい ショーターと同じように 大切な友達を生きるために殺すがいい
・もうこのあたりでは、オーサーも100%ふっきってる気がするな。アッシュの打ちのめされた姿をみて、もう完全にその道に舵を切ったというか。
・1度でいいからきさまが泣き叫んで楽にしてくれとわめくざまを見たい、って今まさにアッシュもうそうなってるやん。まだまだ足りない満足できないということか。オーサーの恨みは深い。
・バナナフィッシュの完成までまる三年 ぎりぎり間に合ったってなににだろ?選挙の対抗馬潰し?
・ゴルツィネさんわっるい顔してるなあ
・あとは生き証人を始末するだけ
ベトナムでのあの事件当時、グリフとマックスは19と21だったのか…たったの…
・部屋に閉じ込められる英二
・しかし拘束も何も無しってマフィア、ジャパニーズ・ボーイをなめすぎでは?少年というよりはもう青年の男だぞ。(あーでもアメリカ人的には14,5歳にみえるんだっけ?)
・シン 警備状況の確認
・オレたちの目的はそれぞれのボスを救出することだ
・シンは理性的なタイプのボスっぽい。
・「ちぇっ まるでアッシュと話してるみてえだぜ」
・ゴルツィネとオーサーはおでかけ
・オーサーにはアッシュにない残忍さがある(逆に言えばアッシュにはそれは無いということ)
・月龍はスウルーにこっそり連絡(王龍には内緒で華龍に連絡を取りたい)
・警備は倍 もし何か不審な行動があればすぐ射殺しろと命令済み
・でも万が一アッシュがほんとにあっさり射殺されたらゴルツィネさん部下に逆ギレしそう笑
・グリフとアッシュの回想 ちびアッシュかわいすぎるだろ
・こうみると確かにグリフィンとアッシュ似てるなあ…表情は全然違うけど…
・逆に、造形は全然違うけど、ふとした表情(笑顔)がグリフィンと英二はとても似ていて、だからアッシュは英二に気を許したって部分ももしかしてあるのかなあ
・英二と思ったら同じ黒髪アジア人繋がりで月龍でした。
・だいぶボロボロなアッシュ オーサーにだいぶナイフで嬲られたようで…
・「ひどいことをされたね…あのオーサーとかいう男はよっぽどきみに恨みが―――というよりコンプレックスがあるみたいだね」
・なるほどそうだなコンプレックス!言い得て妙。するどいな月龍。
・うん…月龍、のちのち共闘フラグあるかなーと思ったけど、ショーターがあんなことになった以上、その元凶の一部である月龍とアッシュが組むことはたぶん無いのかなー…
・「きみは愛する者に対する攻撃にはほんとに弱い人だね……自分自身に加えられる攻撃には信じられないほど強いのに」
・「いつか必ず―――そのことがきみの命取りになるだろう…でもきみは―――それでも仲間を見捨てることなんかできないんだろうね…」
・「だからぼくはきみに チャンスを与えようと思う」
・この「だから」が絶妙なんだけど、この「だから」は「アッシュは仲間を見捨てることができない人間である」というところにかかってるということでいいのかなあ。一族の影として闇部分で生きてきた月龍にとって、その要素は価値のあるものなんだろうか。どちらかというと甘ちゃん、切り捨てるべき要素として判定されそうなものだけど。一族に反感を持ち復讐を誓っている月龍は、なんかその辺アンバランスなものを抱えているのかな。月龍に仲間はいなさそうだもんなあ。スウルーは味方っぽくても「仲間」とは違うものな。
・ある計画を見届けるためにゴルツィネ達は外出している 警備が手薄
・「復讐は果たせないけれど…少なくともきみの愛する者を救うことはできる」
・手錠のカギくれるのはいいけど、腰布に突っ込むって、それどうやって使えばいいんだ!?
・「おまえは後悔することになるぞ…オレに情けをかけたことを オレは必ずおまえを殺す…!」「…それもしかたないね そういうめぐりあわせなら……」
・「あとはきみしだい―――幸運を祈るよ」「今度会う時は殺されるときかな……」
・うーんやっぱりこの2人の共闘路線はないな。ここで月龍が脱走に手を貸している以上、実際にはこの先アッシュが月龍を殺すことは無いんじゃないかと思ってるんだけど、月龍はなんか途中で死にそうだなあ…だってラスボスになる立ち位置ではないと思うし。バナナフィッシュが主軸ならやっぱりラスボスはゴルツィネと合衆国(議員・軍)になってくるのでは。
・あと月龍ってこのへん見る限りあんまり生きることに執着してない感じする。言っちゃえば死にたがってる感・殺されたがってる感まである?
・あーさっそくバナナフィッシュで暗示かけられた誰かが誰かを殺害…秘書と議員っぽい?
・側近の名前、グレゴリーって出たのここが初かな?
・オーサースーツも似合わないなあ笑 やっぱりその髪型に難があるんだよ。せめて正装のときは変えよう!
・野生の獣には野心も恩もない 強いて求めるものがあるとすれば「自由」だけというところか
・「オリに入れようとしたことがそもそも誤りだったかもしれん」 でもどっちにしろ出す気は無いんでしょ?
・シンスウリンの武器は糸(ピアノ線的な?) 中国暗殺術っぽい!
・ついにシン一派とアッシュ傘下がゴルツィネ邸に突入。「散!」「GO!!」ってべったべただけど、コマ割り含めてかっこいい!
・アッシュ、鎖を揺らして、ブランコを後ろにぶん回すアレみたいな要領で上の梁へ。これは物理的に可能なのか? 可能としても手?腕?がめっちゃ痛そう
・鎖に余裕ができたので自由に腕動かして手錠を外す。
・外の見張りは月龍が ×眠らせた ◯殺した
・ゴルツィネさん、万全を期すなら警備倍とかじゃなくて、アッシュの手錠の鍵自分で持って出かければよかったのにねえ
・マックスと伊部さんの手錠も外して、いざ屋敷内の密輸品武器庫へ
・さーいよいよここからアッシュ・リンクス怒りのデス・ロードが始まるのかTwitterの作品紹介ツイートでみかけた表現だけどとんでもないパワーワードだと思う。すごい。)
・「銃器はあつかえるかおっさん」「ベトナム帰還兵にいうセリフかよ?」
・あーお久しぶりのアッシュとマックスの共闘感やっぱりすきー!
・月龍がまわりにいる見張りは殺したとはいえ、屋敷の他の見張りが駆け付けてくるのに30秒もかかるってほんとに警備倍にしたのか?
・マックスは伊部さんを守って北門から脱出。アッシュは英二の救出に向かう。
「よしてくれ!オレは3人もめんどうはみられない!」 このアッシュなんか理屈抜きですきー。ちゃっかりマックスも数に入ってる笑
・この巻、冒頭のショーターまわりのあれそれの時も思ったけど、ほんと映画みたいだなあ。脳内再生ががっつり映画形態。頭の中のスクリーン上で上映されてる感じ。
・「死ぬなよ小僧」「あんたもなおっさん」
・このアッシュが武装していく1ページ、アニメで超みたーい!たのしみー!
・大統領首席補佐官 スマイルズ
・オーサーもそりゃ若いだろうけどきみの方がよっぽど若くない?その地位で
・バナナフィッシュに絡んでいる人間 大統領首席補佐官、共和党の大物議員、それに軍
・ゴルツィネは化け物の水先案内人 その行き先は?
・そのころアッシュ、無双につぐ無双
ダイ・ハードかな?
・弾丸が連なったやつ、バサッと放り投げてパンパンさせる奴好き!(語彙)
・「しかたがねえ 生け捕りは無理だ 射ち殺せ!」
・わーもうほんとアニメでみたい!映像でみたいこれ!なんならだいぶ贅沢に尺とってくれていいよ!オリジナルカット加えていいよ!アッシュの無双をできるだけ長くみたい!
・「アッシュが!?」のこの嬉しそうな顔よ! アッシュはこんなに慕われてるボスなんだなあ。
・「…マシンガン・ファイトを見るのは初めてか」「…本物はな…」「オレも日本に生まれたかったぜ」
・あの日本人のガキを連れてきて人質にするんだ!→からのアッシュ傘下の一味登場!「ただしアッシュのな!!」
・ストリートキッズにやられるマフィアの警備とは
・ほんと暗殺者っぽいイメージのシンの戦法
・警備のひとりから、アッシュがショーターを殺した?ことを聞き出すシン一派
・「ばかなことを…! あのふたりは親友だったはずだ!」
・チャイニーズ側からしても「うそにきまってらあそんなことありえねえ!」ってなるぐらい、アッシュとショーターの仲は公認というかそれだけ確実なものだったんだなあ。ほんとに惜しい青年を亡くした…
・もし本当だったら?→その時は俺がアッシュを殺る
・う!
・名前を呼び合う二人 ついに合流
・扉を破って英二のいる部屋に入るアッシュの立ち姿ここまでで一番ってぐらいかっこいい P119最高かよ
・これぞヒーロー
・命は無事だけど結構ボロボロなアッシュ でもねー不謹慎だけどタキシードボロボロで戦うアッシュ最高に滾る
・ぐずぐずしてるヒマはない 加勢が来る前にここを出る 外部からの侵入者で手勢が分断されてる今がチャンスだ
・「ショーターは? 彼をおいていくのかい!?」「あいつは死んだ!オレが殺したんだ!おまえも見たろう!!」
・ここは2人がこれまで生きてきた世界の違いが如実にあらわれてるよね…英二だって「もう君のまずい料理が食べられないんだな」とか言ってて、ショーターが死んでしまった事実は頭では勿論理解しているけれど、とっさにこういう反応が出てくるってことは、まだ全然仲間の死を実感できてはいないんだろう。対して、アッシュは頭でも心でも、否でも応でも人の死を受容できてしまうんだろうなあ。どんな感情を持つかは別として。
・「銃をひとつ貸して 自分の身は自分で守るよ きみの足でまといになりたくはない」「その必要はない 人殺しはオレひとりでたくさんだ」
・「おまえはオレが守る」「オレのそばから離れるな!」
・名シーン
・明らかにアッシュの英二に対するスタンスは変化している……「ついてくるなら勝手にしろ。ただし自分の身は自分で守れ」→「住む世界が違う。銃を持たずに生きることができるおまえは日本に帰れ」→「銃を持つな(人殺しになるな)。おまえは俺が守る。そばから離れるな」というここまでの変遷をみると、やっぱり4巻のドースン邸での会話がアッシュの中に大きな変化をもたらす起因になったんだと思う。そんで英二が攫われて現実に彼に危険が及ぶという事態になったことが、その変化を決定的なものにしたんだと思う。
・「魚料理」の隠語やだなー 気取りやがってゲス野郎共めえって気持ちになるぞ。
・山猫がオリから逃げた 事態にやっと気づくゴルツィネ&オーサー
・検死解剖…
・「幸い脳は無傷で摘出できたのだし」 ショーターがあ…
・ドースン兄何しれっと参加して… マックスと伊部さんの鉄拳制裁が何も堪えていないようだ…
・「気をつけろ」じゃなく「気をつけて…」なのがさあ細かいけどまじでここ
・英二を守りながら前進するアッシュ
・「…オレが怖いか?」「まさか!」
・ここの2人の笑顔がにくい この脱走ガンファイトにおいては一方的に守る側と守られる側のはずなのに、なんだこの2コマのバディ感は!
・施設から逃げる準備中のエイブラハムの前に月龍が。
・「兄を殺され親友を手にかけさせられ今の彼は悪鬼そのもの…狂ったようにあんたをさがしまわっているよ…エイブラハム・ドースン博士」「…どうしたのさ 死の薬を造ったあんたが死を恐れるのかい?」
・この月龍のセリフと、現実のアッシュはなんかズレてるよね。アッシュは英二を助けて屋敷から逃げるのに奔走しているわけであって、別にエイブラハムを狂ったように探し回っているわけじゃないもの。死んだショーターの敵討ちよりも、生きている英二を助け逃がすことのほうを優先させてる。月龍だって、「復讐はできない(まあこれはゴルツィネとオーサーのことだろうけど)けど、愛する者を救うことはできる」ってアッシュに言ってたのになあ。エイブラハムの前だからわざとそういう風に言ったのか、アッシュにそうなってほしいっていう願望が月龍にあってそういう言葉がでたのか。月龍は自分が今まさに復讐に生きている人間なので、だから一種の同族意識で、復讐に身を投じるアッシュの様をみたいって思いがあったりするのかな。
・手!手首!掴んで逃げておる!
・アッシュ、子分達と合流!
・チャイニーズの連中が手助けしてくれた 「連中は連中でショーターを助ける気なんだ」
・! でアッシュに視線をやる英二…
・「ずらかる」とか「追ってこられねえよう」とか、対英二達と違って子分の前だとちょっと口調が荒めになるのかなアッシュ笑
・そいつは残しときな あとでオレがそいつでずらかる
・「まだやらなきゃならないことがある」「おまえの言うとおりだ ショーターをあのままにはしておけないものな」
・アッシュは英二の言葉で考えを変えたんじゃなくて、ショーターのところに行きたい気持ちは元々あったけど、やっぱり生きている英二を助けることが優先だったからそのとおりに行動していたんだと思う。思いがけず仲間が来てくれたから、アッシュは英二を彼らに預けて、ショーターのもとにいける。
・でもショーターの遺体は今…
・「連れてってくれっていっても――どうせだめなんだろう?」「そうだ めずらしくききわけがいいな?」「きみと同じ気持ちだからだよ…アッシュ」
・「でもどうか気を付けて…! きみまで失うことになりたくないよ そんなことになったら――ぼくはきっと狂っちまう」
・ぎゃああ
・この英二がまたなんていい顔をしているんだ
・こっからのアッシュのこの処理落ち感が
・表情と口調のこの……CPU限界値ですって感じがさあもう
・アレックスへの指示がなんかどことなく上の空で、他のことに脳の容量使ってる感じが出てて、ここもうほんと凄い表現、凄い絵だと思う
・「オレが戻るまでこいつを絶対ひとりにするなよ いいな!?」
・「必ずもどって来ておくれよ!! まってるから…ずっと!!」
・アッシュの!この!表情! 理解できてない…理解できないものをみる顔だよ…なにこの切ない顔…
・マックスと伊部も無事
・伊部さん、車で逃げる一瞬の英二を見逃さず。さすがカメラマン
・英二が乗ってる車の後部座席、ひとりはなんかアジア系っぽくみえるな。アッシュのグループは人種混合だろうけど黒髪アジア系もいるんだ?
・P146アッシュまじイケメン
・この怒りのデス・ロード&ダイ・ハード展開ですっかり美しさ完成したなアッシュ
・月龍がエイブラハムからバナナフィッシュのサンプルを奪って逃げた
・情報はドースン兄が
・あああ ショーターの無残な遺体が…
・「なんてこと―――なんてことを…!」
・ショーターの遺体みつけるまではエイブラハムみてもまだ冷静だったよねアッシュ
・エイブラハム、絵に描いたような小悪党の命乞い感
・アッシュのこの虚無の表情…
・ガガガガガガガガガガガ
・やばい ショーターが亡くなった瞬間よりきついこれ
・この場にアッシュの他に誰もいなかったのがよかったのか悪かったのか
・火葬…
・シンとアッシュの対峙
・アッシュとシンはここが初対面なのね。ショーター介して会ったりとかはなかったんだ。
・マフィアの屋敷に乗り込むぐらい慕っていたボスを殺した相手かもしれないのに、勢いで殴り掛かってもおかしくない気がするけど、そこはやっぱりボス格なだけはあるなシン。
・“友人を裏切る者には死の償いを” これはボスとしてオレの最初の仕事
・ボス同士の勝負に銃はなし
・でもやっぱわけとかを突っ込んで聞く前にバトルに入るところは若さというか血の気が多いというか、ボスとはいえ「少年」だなあって感じ
・それなりに手こずっちゃったりするのかなと思いきや意外とあっさり。アッシュとシン、いうても実力差はかなりありそうな感じなのか。
・まさかの技名あり 飛竜牙
・「おまえにはまだそんな資格はない」
・うーこのアッシュ、いままでになく「ボス」感あっていいなあかっこいい!お互い群れを持ってる雄ライオンどうしがぶつかって、まだ全然若い方を軽くあしらって退けてる感じ!
・「くやしいがあんたのほうが数段うわ手のようだ」
・すぐ相手の力量と自分との差を感じ取ってしかもそれを認めて退くあたりやはりなかなかの人物だぞシン。この年齢にして。
・シンスウリンの前にあらわれる月龍 いっしょに来てもらおうか
・「あ あいつ…! 心中する気か!? ショーターの死体と…!」「アッシュはそんなセンチメンタルな人間じゃあないよ 彼にはまだ決着をつけなきゃならないことがある」
・山猫と渡り合った感想は?
・「ありゃあ「山猫」なんてかわいらしい代物じゃねえよ オレは今まで他人をこわいと思ったことはないが あいつだけは別だ…」「ビビッたぜ 完璧に負けさ…まるっきり鼻であしらわれちまった くやしいが…格が違わぁ」
・ほうほう そこまで言うか なんというかアッシュもシンもどっちもすごいなこれ
・「敗北を受け入れることができるならおまえも捨てたものじゃないさ 今は負けても恥ではない…手負いの虎ほど恐ろしいものはないからね」
・なんかこの月龍、新入部員を優しく諭す最高学年No.2ぐらいの先輩キャラチック
・アッシュは予定通り、例のロールス・ロイスで脱出
・ヘリからの朝焼け?のこのマンハッタンの風景最高にきれい アニメ最高の演出でこれみたいー
・再びチャーリーとマーディア
・殺されたのはやっぱり民主党の次期大統領候補の上院議員
・外側からみると、「武装した若者によるゴルツィネ邸襲撃」ってニュースになるんだなー
・マックスと伊部さんは警察に通報した後公衆電話からチャーリーに連絡
・さーゴルツィネ、顔が見えないけど一体何を思うのか。
・アッシュ帰還!
・2ブロック先の路地にロールスあるから隠しておけって指示飛ばすアッシュめちゃかっこいい
・英二のこの嬉しそうな顔!はにかんだ顔!
・だだだーっと子分に指示出すだけだしてあっという間に眠りに落ちるアッシュ
・新聞3種各1部の注文は、月龍が言ってた計画が何だったのかを知るためか。
・わーなんだかこの巻特に後半からアッシュがまさに「ボス」って感じの風格でどきどきわくわくがとまらない。
・「2時間だ! 2時間たったら起こせよ!」「イ イエス ボス!!」