すべてはプライベート・オピニオン

主に小説や漫画やアニメや映画についての覚書を不定期で放り投げます。基本ネタバレ注意。

BANANA FISH #8

漫画作品「BANANA FISH」(吉田秋生小学館)の8巻(※単行本準拠)読了後覚書です。

※以下、8巻までの内容のネタバレを含みます。

 

 

■あらすじ(Amazon商品ページより引用)
一度はディノ・ゴルツィネに捕えられ、バナナフィッシュの正体を見せつけられたアッシュたち。だが、アッシュを慕うストリートキッズたちの助けでディノのもとから脱出に成功、すぐに反撃を始めた。最初の標的はオーサー。ディノの助けでストリートキッズのボスの座につき、さらにのし上がろうとして暗躍している男だ。アッシュはコンピューターを使った情報操作でディノを足留めし、さらに第三勢力の「ブラック・サバス」を率いるケインと交渉して中立を約束させた。その上でオーサーに従うグループを次々と襲撃し、壊滅させる。追い込まれたオーサーは、ケインを立会人に指名して決闘を申し込んできたが…!?

■あらすじ(コミック9巻冒頭掲載のあらすじより引用)
(略)親友・ショーターを殺してしまったことで深く傷ついたアッシュのディノへの攻撃は激化する。ディノの手下・オーサーは追いつめられ、黒人グループのボス・ケインを立会人にたて、アッシュに一対一の勝負を申し込む。深夜の地下鉄ホームでの戦いに、走るはずのない電車(トレイン)が現れ、アッシュめがけて銃撃が始まる。オーサーの汚い罠に、もうひとりの立会人・チャイニーズ・キッズのボス・シンは怒り、アッシュに加勢する。英二たちが駆けつける中、攻撃に失敗し、引きあげる電車にひとり飛びのったアッシュはオーサーの手下を次つぎと倒し、ついにオーサーと向き合うが……。

 

読後直後総括

シーンひとつひとつコマのひとつひとつが最高で、巻が進むごとにもう総括することが逆に無くなるBANANAFISH現象。
個人的8巻ハイライト↓
① アッシュと英二、初(?)のシリアス喧嘩
キリマンジャロの雪の豹
14歳の恋
④ 地下鉄での深夜決戦。ボスとして。

 

読みながらメモした細切れ

・英二のお食事メニュー:トーフ・ディップ(ベーグル、サラダ)、あじのひらき、なっとう、ほうれんそうのおひたし、みそ汁、ごはん
・ふつうにすごい。1回の食事、しかも外国でこんな多彩な和食メニューを…体に良いものを心得て自分で準備できるというのがさすが元アスリートって感じ。
・箸普通に使えるのにあえて二本握りしめスタイルでなっとう混ぜ混ぜするアッシュかわいすぎか。下がり眉!
・身長2インチ伸びたのに体重は去年のまま。あ、今はアッシュ5フィート11インチ(=約180.3cm)なのか!それで135ポンド(=約61.23㎏)ってやっぱりやせすぎ!BMIぎりぎり18.84だぞ!適正体重-10.29㎏だぞ!
・あとこのコマのアッシュ若干おでこ広めに出ててとてもかわいい。
・「オレはまだ育ち盛りなんだ年寄りといっしょにすんなよ」「……(ムッ)」「どうしたの?オニイチャン」
・8巻開幕なごむ会話だなあ…
・「2歳の年齢差がものをいうのは15年前までだよオニイチャン」「…そしたら思いっきりいじめてやれたのにな!」
・年寄りって言った直後にこのセリフかアッシュ笑
・15年前ってなると、4歳と2歳かあ…
・TVではストリート・キッズの抗争についてのニュースが…一気に空気が不穏に
・オーサーのアジト。今度は「クウェーサー」のクライドが殺害される。なかなか網にかからないアッシュに焦るオーサー
・まさか80万ドルの高級アパートにいるとは思わんだろうしなあ
・グレゴリーさん、オーサーのお目付け役?
・マフィアのほうでもマックスと伊部の行方は掴めていない
・「口のきき方に気をつけろ われわれはマフィアなどではない」 なんてことないセリフだけどなんか好き。
・「確かに先手は打たれたがまだ始まったばかりだ!!ヤツは必ずオレが殺る パパ・ディノにはそう伝えろ!!」「とにかくこれがおまえにとって最後のチャンスだということだ それだけは肝に命じておくことだな」
・いらいらしてるね焦ってるねオーサー
・ダウン・タウン以外はしらみつぶしにもう捜しまわった チャイナ・タウン以外は
・シン・スウ・リンは大したタマ ショーターのあとをしっかり守っている 昔アッシュがダウン・タウンで名を売りはじめた頃とよく似ている ほほう
・それ間接的にアッシュが大したタマってオーサー側も認めてることになるな
・チャイナ・タウンには独特の掟がある 手を出さない方が賢明
・でもゴルツィネの屋敷から抜け出すのだってアッシュ傘下とチャイニーズグループの共闘だったんだから、オーサー的にアッシュはチャイナ・タウンに隠れてるかも?ってこともっと疑ってもよさそうなものだけど。ショーターとアッシュは親友だったんだし、いくら直接手にかけたのがアッシュとはいえ、事情をしっかり話せばリンクスとチャイニーズ共同でショーターの敵討ちなんて展開ありえなくもないのでは?
・という感覚もチャイニーズには通じない、ってことなのかな?
・死者はついに14人に
・「今までのこぜりあいとは次元が違うことは確かです まるで組織された軍隊のようで……よほど優秀なリーダーがいるようですね」
・オーサーの恐怖政治によってショーターの仲間やアッシュの仲間もこれまでに多かれ少なかれ殺されているんだろうけど、それらと比較にならないくらいアッシュの反撃とそれによる死者の増え方は尋常じゃない、次元が違うってことかな。アッシュの「優秀さ」故の…
・「チャーリー…」って言ってるコマのジェンキンズ警部の表情がいい。やるせなさが滲み出てて…
・「……どうしたっていうんだ――アッシュ あれはすべて――おまえの指図だというのか?」「だとしたらこのやり方はおまえらしくない 断じておまえらしくないぞ…!」
・この市警ふたりのアッシュに対する立ち位置もすてきなんだよなあ。
・P16のこのアッシュべらぼうにかっこよくない?どうした??
・なんかとても西洋人青年って感じの体型…デニム&Tシャツの超シンプルな服装なのになんでこんなかっこいいんだ。
・オーサーとつるんで“人間狩り”をしていたワクサーを追い詰めるアッシュ
・すごくすごく微妙なところなんだけど、ディフェンスオンリーから攻撃に転じたとはいえ、あくまでアッシュが攻撃しているのはそれまでにオーサーの恐怖政治傘下で好き勝手に人をなぶり殺しにしてきた人間、っていうところはまだ救いかな…
・オーサーの命令でしかたなかった!やりたくてやったわけじゃない!って、ほんとに強制されて自分の命のためにしかたなくって人と、自分の自由意志で好き勝手にやった人と、見わけも区別も本当にはできないよなあ…
・ワクサーも高所に隠れていたもう一人も眉間に1発ズドン すごい
・手下もみんな始末かあ
・裏切り者とはいえ彼らも自分の命のためには本当に仕方なかったのかもしれない。でも彼らの裏切りで殺された仲間も確かにいたはず。
・「あんたは今まで下っぱは助けてくれてたじゃねえか!!」ってセリフが重いし悲しい
・アレックスも動揺している…
・いろんな人が「今までのアッシュと違う」=アッシュが決定的に変わってしまったということを代わる代わる言っていく度に、ショーターの死の重さがのしかかってくる。
・「オレの名まえが 殺戮(ジェノサイド)の合言葉になっていく」
・「オレは いったい何者だ?」
・アッシュは自分の行動自体に迷いはないのかもしれないけど、自分が何者なのかがわからなくなっていくことはとても恐いこと…
・ゴルツィネの屋敷から脱出後のとりいそぎ隠れ家ではまあ違和感なかったけど、高級アパートメントに移動した後も寝室同じなの!?なぜ!?
・「とにかく疲れた…」 このコマとセリフなんか好き。なんてことないとこだけど
・「…シャツに血がついてるよ」「………」 このコマの英二の顔、小さいけどとてもいい表情をしている
・N・Yタイムズをアッシュの横に放って英二君ついに切り込んだ
・「こんなことができるのは ――信じたくないけどきみしかいないじゃないか」「――だから?」「だから……?」
・「それがきみのこたえか――否定しないのか?」「しない おれがやったんだ」
・否定されてもそれはそれで英二君にはより酷だろうけど…すでにアッシュのやったことと確信してるだろうから。誠意ある返答ではある。
・「なぜだ!!なぜここまでする必要があるんだ!!きみは無抵抗の相手に銃をむけるような人間じゃなかったはずだ!」
・でも正直実際無抵抗の人間相手にアッシュがどういう行動をとるかを目の当たりにする機会は英二にはこれまで無かったわけで(あったっけ? 再読する時確認しよう)、それでも当然のように「アッシュはそういう人間であったはず」と信じているんだなあ英二は。
・「…オレをなんだと思ってるんだ?」
・直前の「オレは いったい何者だ?」というセリフとつなげて読んでしまうな…
・「オレは人殺しだぜ?」「ハイスクールの生徒会長でもサマー・キャンプのリーダーでもない―――言ったはずだ オレは人殺しだと!」
・「これがオレの世界なんだ!!」
・「ヤツらは自分が助かりたいばかりに仲間を売った 1度裏切った者は際限なく裏切る―――ヤツらは自分のしたことのツケを払っただけだ」
・でもこれまではそれでも下っ端は見逃してきたアッシュ。でもそれがオーサーの謀反・恐怖政治を招いたひとつの要因とも言えてしまうのかな…
・「――アッシュ それは強者の理屈だ」「みんながみんなきみのようにふるまえるわけじゃない――きみのように才能に恵まれてるわけじゃないんだ…」
・おっとこれは辛いセリフ…
・「才能?人殺しの才能か?」
・人殺しというか、英二の言う「才能」自体は、自分の命が危険にさらされても他を売ることなく立ち向かう意志の強さとそれを達成することのできる能力というニュアンスだろうけど
・「きみはふつうの人間とは違う――――きみには「持たざる者」の気持ちはわからないんだ!」
・うーん。これはアッシュには痛いセリフ。しかも英二の口からというのはかなりつらい…。7巻で「オレは自分が恐ろしい」「人を殺しても何も感じないんだ」って、自分が「普通とは違う(=異常な)人間であること」に傷ついて恐れて涙を流していたアッシュは、当然誰よりも自分自身で、自分が「普通の人間とは違う」ことを身に染みてわかっているはずで、それを「世界中がきみの敵にまわっても味方だ」「そばにいる」と言ってくれた英二の口から、自分で自分を内で顧みるのとは別に外からも言われてしまう、というのはかなり痛い。
・あと、ここでいきなり英二の口から「きみに「持たざる者」の気持ちはわからないんだ!」ってセリフが出てくるのなんか唐突だなってびっくりしたけど、英二自身の、アッシュの気持ちがわからない、「なぜだ!?」って気持ちの裏返しで出た言葉なのかな。7巻での例のあのシーンではアッシュは文字通り英二の腕の中に居て、傷ついて恐れている彼を自分のことのように理解できた、その彼と今まさに目の前にいる彼の告白が結びつかないこと、目の前の彼に自分の理解が及ばないことへの困惑?
・英二君のこの一連の反応には、根本にはアッシュを心配する気持ちがあるんだと思うんだけど、実際に口に出てるセリフ、特に「きみには「持たざる者」の気持ちはわからないんだ」っていうセリフからは、英二君の立ち位置がアッシュのそばではなくて、アッシュとは違う人間たち=持たざる者たちの側に寄って移動してしまっていて、対岸からアッシュを問い詰めているようなそんな印象があるし、アッシュにもそんなように感じられてしまうんじゃないかな…
・対岸から投げかけているようなセリフになっているのは、英二君自身がアッシュが対岸にいるように感じてしまっていることの裏返しなのかな。
・「説教なんざくそくらえだ! 裏切り者を許してやって殺されろとでもいうのか!? まっぴらだぜ!」「理屈なんかじゃない!力がすべてなんだ!!」
・「それがオレの世界なんだ!おまえに何がわかる!!」
・これまでたびたび強調されてきた、「アッシュと英二の住む世界は違う」ということが、ついに英二自身、アッシュ自身の口から同じように強い言葉で応酬されてしまった…
・「―――そうさ…ぼくにはわからない きみの世界では―――ぼくならとっくに殺されちまってるだろう」
・「それでも言わずにはいられないんだ! 今のきみは――――きみじゃない!!」「ぼくの―――スキップやショーターのよく知ってるきみじゃない!!」
・重い!重いよセリフが!!
・まあ逆に言えば、アッシュが「それまでの自分のままではいられない」ぐらい、スキップやショーターの死は重いものなんだっていうことでもあるんだと思う。何も変わらないままでいられるような、そんな出来事では決してなかったというか。
・「“才能がある”とおまえは言ったな オレは普通の人間とは違う―――オレには持たざる者の気持ちはわからない―――と」「じゃあおまえはオレの気持ちがわかるのか?」
・「才能なんて―――そんなもの…もしオレにあったとしても…」「オレはそんなものほしいと思ったことは1度だってない!!」
・つらい
・でもつらいシーンだけど、この2人が気持ちを真正面からぶつけ合うシーンがあって、ほっとする気持ちもある。なにかをごまかしたりせず、お互いに対しての誠実さ・真摯さのあらわれのような気がするから。結果的にここでは一旦アッシュが出て行ってしまったけれども。
・アッシュにちゃんと切り込んだ英二はえらい。
・一夜明けて、アッシュは戻ってこなかった様子。
・「ドアを開ける時はちゃんと相手を確認してからにしろ」ってどうしても「過保護か!」って思ってしまうな笑 いや、状況的に至極ごもっともでまっとうな指示なんだけど。
・目を見合わせる凸凹コンビ、かわいくて好き
・「娘っ子じゃあるめーし」「ボスは“アッシュ・リンクス”だぜえ? ひと晩帰ってこなかったからってそれがなんなんだよ?」
・「…ゆうべちょっとケンカしちゃって…」「ケンカああ!?」「ボ ボスとお!?」「…度胸あんなおまえ…」
・やっぱ子分にとっては相当怖い存在なんだなボスアッシュ…笑
・アッシュはひとりになりたい時はよく市立中央図書館に行く!!
・なんだその設定!図書館男子かよ好き!!
・しかし「ひとりになりたい時に行く場所」ってわりと結構センシティブな個人情報だと思うんだけど、それを子分が知ってるっていう描写、短絡的にただ恐れられているだけの主従?関係というわけではなくて、やっぱりそこには絶妙なバランスで保たれているアッシュと彼らとの関係性があるということが垣間見えてとても良き。
・「お勉強のジャマするとボスは地獄のように機嫌が悪くなんだぜえ」
・子分の誰かが実際に「お勉強のジャマ」したことがあるってこと?えーぜひ聞きたいその話。
・アッシュまた眼鏡かけてる…もしかして若干目が悪いの?
・ゆうべはいいすぎたと謝る英二
・「…日本人てのはすぐ謝るんだな…なんでもかんでもI’m sorryだ 伊部もそういった」「伊部さん!?伊部さんに会ったのか!?いつ!?」
・そっか英二はここに至るまで伊部さんがあれからどうなったのかわからないままだったのか…アッシュの件とは別でそれも結構不安の種だったろうな…ところでアッシュそのかわいい顔なに?
・あと地味に英二君が「会ったの!?」じゃなくて「会ったのか!?」なのがすごくいい。英二君イメージに反して結構口調男らしいんだよな。
・「…出よう ここは図書館だ 迷惑になる」
・なにその常識人な発言
・え、このセリフめっちゃ好き
・しかし血の付いたTシャツのままで図書館居たのはどうかな
・あ、このぐらいの身長差イイ!
・「…ここへはよく来るのかい」「時どきな 自分の巣くってる場所がどんなところか見たくなる時に」
・時間帯的に朝か昼前後だと思うんだけどなんか夕陽をみてるような雰囲気
・改めてアッシュにわびる英二
・「たとえいやなことでも 思ったことを言えるのが本当の友だちだと思ったから…きみを傷つけるつもりはなかった」
・アッシュのこの神妙な表情…
・「…わかってる 図星をさされれば人間だれでも腹が立つ」
「…死について考えたことあるか?」 やめてフラグっぽい話の入り方やめて…
・「おまえはオレを“普通の人間とは違う”といったが ひとつだけ認めることがあるとすればそれは―――死を恐れないことだ」
・「ひとつだけ認める」という言い方からするに、やっぱりアッシュ自身としては、「自分が普通とは違う」ということを認めたくない気持ちが強いんだろうな。恐れてたものな。
・「今までに“死んだほうがましだ”と思うことがいくらもあった “もうこれ以上悪いことはあるまい”と…」「そんな時死は たまらなく甘く 誘惑に満ちたものに思える」
・「…“キリマンジャロは高さ19.710フィートの雪におおわれた山で…西側の頂はマサイ語で”神の家“と呼ばれている この西側の頂上近くひからびて凍りついた1頭の豹の死体が横たわっている こんな高いところまで 豹が何を求めてやってきたのか だれも証明したものはいない”―――」
ヘミングウェイの「キリマンジャロの雪」という小説に出てくる一節
・「オレは自分の死を思う時―――この豹の死体について考える ヤツはなぜ なんのために そんな高地へとやってきたのか」
・「獲物を追いさまよううちにもどることのできぬ場所へ迷い込んでしまったのか それとも何かを求め憑かれたように高みへ―――高みへと登りつめ力つきて倒れたのか―――」
・「ヤツの死体はどんなだったろう 戻ろうとしていたのか? それとも―――なお高みへと登ろうとしていたのか―――」
・「いずれにせよヤツは もう2度と戻れないことを知っていたに違いない」
・この一連のアッシュのセリフ、ここまでの本編内で1、2を争うくらい好きなシーンかもしれない。
・そこそこ長い一節がさらりと出てくるあたり、アッシュがこのキリマンジャロの雪の豹についてこれまで考えてきた時間の長さや深さを感じる。
・このシーンのアッシュ、まるで祈ってるような、それでいて寄る辺ないような、かと思ったら次には憑き物が落ちて洗われたような、なんというかひとことでいうと脳内に「教会」のイメージが浮かんでくるような表情をしていて、吉田秋生先生の表現・描写がすごすぎる。
・「そんな顔をするな」「オレは死を恐れたことはない だが死にたいと思ったこともない」
・「それを聞いて安心した」「人間は運命をかえることができる 豹にない知恵をもって…」「そしてきみは豹じゃあない そうだろ?」
・「ああ…そうだな」
・なんて美しい光景なんだろう
・ワールドトレードセンターツインタワー…


・マックスはどうやら旧知のジャーナリスト仲間?スティーブと連絡をとり、協力して上院議員殺しの裏を探るもよう。なにやらスティーブ側のネタとも関連性がありそうで?
・今度はオーサーがケインのもとを訪ねている。
・「アッシュ!?ヤツがここへ来たのか!?」「そうだ ただしひとりでな」
・この直後に背後に部下3人ご一緒なコマが来るのいい演出
・「ヤツぁ死ぬのが怖くねえのさ」「…らしいな」
・逆に言うとオーサーは死ぬのが怖いし、さらに言えば死ぬのが怖いということを認めることにも特に拒否感ないタイプ? そこは自分の中で「アッシュに負けた」判定にはならないんだな意外と。
・自分の用件の前にまずアッシュの用件を聞いてちょっと予防線はってくオーサー。まあすでにケインがアッシュ側についてたらまずいしな。
・「アッシュは見て見ぬふりをしろといった。ケインはそれに応じた。アッシュとオーサーの二人の争いには興味ないので」ってことを聞いた後で、「オレ側につけ」とは勿論言えないねいくらオーサーでも。
・オーサーの「……」がわりと意味深なんだけど、死を恐れるか恐れないかでは特に勝ち負けにカウントしないオーサーでも、アッシュの用件が「見て見ぬふりをしろ」だったことについては、若干の敗北感があったりしないだろうか。自分との格の違いというか。
・ケインの求めに応じてアッシュはウインター・シアターを場所指定して会いに向かう
・眼鏡までかけてめっちゃおしゃれな服着てますやん!クリスとはまたちょっと違うワンランク上のおぼっちゃま感!
・なるほどオーサーの手下は高いチケットの劇場なんかに入れないから尾行をまくなら最適。アッシュ今や金はいくらでももってるしな。
・確実ではないけどストリート・キッズっていうからにはケインも未成年ではないの?バーに居てもまったく違和感のないこのふたりの貫禄どうなってるんだ。アッシュなんて青年実業家にみえるぞ。
・オーサーからの申し出は「掟」に従ったサシの勝負。ケインを立会人として。
・確実に罠だし、ケインもアッシュもそれは重々承知で疑いの余地なしのもよう。
・アッシュは申し出を了承。「これ以上人を殺さずにすむ」かあ…
・「すまないな 結局あんたを巻きこんじまった」 なんか予想以上にアッシュとケインの関係が良好で今後の展開が楽しみ。アッシュとショーターもだけど、グループのボスどおしの絡みっていいなあ。雄ライオンどおしって感じで…
・「もう少し飲んでけよブラッディ」「Why?」「じきカーテンコールだ ロールスで送るぜ」「Pi――!」
・例の16歳バースデーロールスはゴルツィネにつっかえしたはずだから、それとはまた別にロールス購入したんですかアッシュさん? いや、そういう送迎サービス使ったってことかな?
・例の殺された上院議員はフロリダ出身。キッパードがフロリダにでっかい牧場をもってるというアッシュの言葉が気になるマックス。あれ伏線だったんかい。
・マックスが見覚えあると言ってた写真のキッパードの横の男は、なんと現大統領補佐官アーサー・スマイルズ
・ってなんか聞き覚えあると思ったら6巻でゴルツィネがオーサーを引き合わせてた男か!登場済みかよ覚えてないわそんなん!
・またアッシュおしゃれな服きちゃって
・マックスとアッシュがたどり着いた上院議員殺しの背景:数年来アメリカ議会で政府の中央アメリカに対する過干渉が問題になっており、殺されたグラント議員はその批判の急先鋒だった。批判のヤリ玉にあげられていたのが対中央アメリカ軍事顧問のトーマス・ホルストック大佐で、この大佐を強くホワイトハウスに推したのがキッパードとスマイルズ。政府は中央アメリカの反政府勢力に共産主義国が武器を供給していると思っており、第2のキューバ化を危惧している。合法的な援助という隠れ蓑の下でアメリカが介入するために軍事クーデターを起こさせたい。そのために、5歳の子どもにさえ“共産主義者を殺せ”と叫ばせることのできるBFを使う。弱体化した現行政府の首脳陣を国外へ政治亡命させて、新政府の後押しをするという名目で、共産主義の反政府反米分子を一掃するための軍事支援を行う。キッパードとゴルツィネは同じ穴のムジナであるし、ホルストック大佐も資金援助を必要としていたため、コカインを見返りにゴルツィネ(コルシカ・マフィア)と手を組んだ。南米から中央アメリカを経てフロリダやメキシコの国境地帯を通って世界中に流れるコカインのルートは各組織独自のルートがそれぞれあって市場独占はされていない→これを合衆国の援助を得てコルシカ・マフィアが掌握すれば、一気にブラック・マーケットのトップに躍り出る。また、ホルストックに資金援助をしているのはコルシカ・マフィアだけではない。スマイルズホルストックを推したことから考えて、議会が監査権を持たないところから金が出ている=ということは?
ジョージ・ワシントンの伝記を読んで桜の枝を折ったクチなマックス
・政府高官の中にもゴルツィネの「人肉レストラン(…響きがえぐい)」の常連がいた(キッパードもそのひとり)。
・「あいつらが息子や孫みたいなオレたちに何をさせたか 話してやったらあんただってあそこにいるのがジョージ・ワシントンばかりじゃないってのがよくわかるだろうよ」
・「この国のジャーナリズムにゃ何もできないってのか!?」「そうはいってないよ――父さん」
・「何ができるのか考えるのさ だれかが これはおとぎ話ではなく現実のできごとだと知らせなくては」
・英二の帰国はもう明日!はやっ
・「…まだだ」のアッシュ、着ぶくれといいアンニュイな角度といいめっちゃ好き
・チャーリーはアッシュを捕まえる任務でろくに睡眠もとれないほど仕事に追われてる。が、市警が丸め込まれていると思いもよらない彼には話すことができない。
・「友だちをあざむくのはつらいな おまえの気持ちはわかるよ」 ううーマックス父さん…!
・「おっさん」「“父さん”と呼べよバカ息子」「“父さん”」
・「…もしオレが死んでもあんた仕事を続けてくれるかい?」
・オーサーとの一騎打ちが控えてるんだものな。アッシュだって決死の覚悟…
・「い いや いいんだ 変なこと言ってごめん」 どもってるし、「悪い」とかじゃなくて「ごめん」!そりゃマックスもあやしむわ!
・アパートに帰宅アッシュ。しかし子分ブロック通せんぼ。「…どけよ オレはネズミじゃねーんだぞ」
・カボチャの山w
・今夜はハロウィン!
・アパート内ご近所の子どもや主婦となかなかの付き合いをしているらしい英二。外国の高級アパートでそれはなかなかコミュ力ブーストなのでは?
・「それ以上カボチャを近づけたら泣くぞ!!」
・逆にそのセリフでカボチャひっこめてくれると思ってるのかアッシュ??
・宴の後。結局カボチャは特にひっこめられてはいないよう笑
・アッシュとの喧嘩中になんだかんだうやむやになっていた伊部さんのことを聞く英二
・「…なんていってた?」「おまえのことを心配してた」「それを言われると弱いな…ぼくがアメリカにこれたのもあの人のおかげなのに 心配ばっかかけて」
・P82だとほぼ前髪降りてるのに、P83だとわりと全体あがってるアッシュ。ページの間に髪かきあげた?アニメでその動き再現してもらえます??
・「――おまえガール・フレンドは?」
・突然のボーイズトーク!!
・「どうして? いるんだろ日本に」 ここのアッシュは真面目に英二の彼女の有無を聞きたいというわけじゃなく、日本にいる英二の家族や大切な人、英二を想っている人の存在という大枠の概念に思いを馳せてる気がする…
・“ボスの女”になりたがるブスは願い下げ。だけど14の時アッシュが本当に好きになった娘がいた。
・まじで…!?14歳…!?
・え、なにこのエピソードめっちゃ好き!!
・アッシュが好きになった娘ってどんな子なん!?!?めちゃくちゃ知りたい!吉田先生!!!
・「どこまでいった??w」とからかう気満々の英二に「いくまえに死んじまったのさ」…
・「殺されたんだ おれの女にまちがわれて」「助けられなかった」
・14にして「女」を殺されるってどゆこと。14の時には今のシンみたいにボスになってた?
・7巻に戻ってチャーリーの回想の中の14歳アッシュをみてくれ。この男の子に本当に心から好きになった娘がいたんだ。やばない?
・「尊い」の用法がいままでよくわからなかったんだけどこういう時に使う言葉かもしれない。
・「まともな世界の人間とつきあうなんてことは もう周囲(まわり)が許しちゃくれないのさ」
・こういう言い方するってことは、その娘もストリートキッズとか不良とかそういう裏っ側の薄暗い世界の人間ではなくて、英二と同じように「普通」の世界に居た「普通」の子だったのかな……図書館で知り合ったとかかもしれない。「女」に間違われるというぐらいだから、それなりに話したこととかもあったのかもしれない。
・うわああなんやこれなんかとても心にくる。兄のグリフとか親友のショーターとか以外に、アッシュが本当に男の子として好きになった異性が過去にいるってことがなんかもうほんとにたまらない。
・「…もし――ぼくのことがきみの重荷になっているんなら――」「いや ちがう そうじゃない」「――よそう この話をするとケンカになる」
・ここで思い出されるのは4巻での「足手まといだから帰れ」云々の会話なんですけど、英二を帰国させるために「おまえ足手まといだから」って不本意ながらも口に出してたあの時にくらべてどうだこの即否定ぶり。今のアッシュは英二に足手まといって嘘でも言えなそう。
・これ英二はなんて続けようとしたんだろう…そしてアッシュ、「――よそう」のコマに超ちっちゃく手書きで「失敗」ってあるけど、ならほんとはどういう話に持っていきたかったんだろう。ガールフレンドの話の切り出しが唐突だし、アッシュが話したかった本題はやっぱり別にあるよね。
・たぶんだけど、伊部さんと英二の明日の飛行機のこと、伝えようとしたのかな。伊部さんが英二を心配してて、英二もそれを心苦しく思っている。アッシュ視点それは「日本に帰れよ」って話に持っていくちょうどいいとっかかりだし、ガールフレンドの質問から入って、英二が日本に残してきた人の話に移って、で、帰国しろ、という結論に持っていきたかったけど、まあ結局「失敗」しちゃって言えずじまいと。そういうことじゃないかな。
・しかしこのアッシュと英二の会話シーンずっと通して二人ともすごく表情がいいし、なによりアッシュがかっこ美しすぎる。よそうのコマに至ってはかわいさまで…
・しかし今更だけど、こら!未成年!
・なんだその丈の短いタンクトップは!?
・Tシャツ脱いだの?なんでボトムのボタン開いてんの??
・酒が入ると脱ぐタイプなのだとしたらそれは由々しき問題ですよ
・いやしかしアッシュタンクトップ似合うな…
・P88の3コマ目、こういう仕草大好き
・「ボーンズ コング 起きてるか?」のコマに至るまでの身支度シーン好き。こういう仕草好き。
・オーサーとの決闘は今夜3時、地下鉄のイースト・ブロードウェイ駅。連絡が直前過ぎないか。
・夜中の1時~5時までは地下鉄は運航しておらず駅も封鎖される。都市の死角。
・アッシュが出かけたら子分たちがJ・Fケネディ空港に英二を送る。伊部さんがJALのカウンターで待っている。
・英二には何も知らせるな
・「でもボス――いっしょにヤバいとこ切りぬけてきた仲間だって そう言ってたじゃないか…」 いつどのタイミングでどんな風にアッシュが子分達にそんな話したのかちょっと詳しく教えてもらいたい。
・「あいつといるとおチビのスキッパーを思いだしちゃって 情がうつっちゃったぜ」「本当のことは何ひとつ教えてやらずに力づくで空港へひっぱってっちゃったら あいつきっと裏切られたと思って ボスのことうらむと思うよ…」
・子分たちが普通にいい子すぎる
・まあここでアッシュが「そうか…じゃあやめる(´・ω・`)」ってなるわけないけど
・「オレが戻らなかったらアレックスの指示に従え あとのことはすべてアレックスに伝えてある」 アレックス重責過ぎていっそ気の毒。
・「ヘタに復讐など考えるんじゃないぞ!必ず逃げて生きのびろ!」
・ボスぅ…
・名もなき不良たちが各々アッシュvsオーサーの噂話をしているもよう。これわざわざコマの間に描かれてるのはもしかしてシン・スウ・リン?背低いっぽい
・月明かりのもとついに対峙するアッシュとオーサー
・P99のアッシュ特になんか髪型かっこいい。やっぱこの髪型最高。
・お!やっぱりシン・スウ・リンきた!
・このこ普通に顔がめっちゃかわかっこいいよな
・ケインはチャイニーズのボスを知らないのか。ブラック・サバスとチャイニーズは結構グループとして距離があるのかな。
・黒人グループの“しらみつぶし”はチャイニーズにとっては“象”並みと…
・同じくダウン・タウンを根城にしているシンも立会人となることを希望する。でもシン的に月龍からショーターの死の真相を聞いてないからどちらかといえばアッシュは現状自分達チャイニーズの仇という立場から変わってないはずだけど、一旦傍観でいいんだ?
・オーサーはシンが加わることに拒否感あり。これ絶対汚い罠しかけてるでしょー
・オーサーは昔アッシュに指をやられて拳銃使えないってそういやそんな設定あったなあ。
・武器はナイフだけの勝負。火器類はケインの仲間が外で預かる。
・立会人も武器持たないんだ?ケインとシンもこれ危なくなるのでは?
・「…あ!左――」「ふう」
・「…おまえアッシュのファンか?」 おや?なんだかんだでシンはアッシュ贔屓?かわいいやんけ!
・P114のアッシュ2コマとも超かっこいい
・「電車(トレイン)だ!!」「Train is coming!!(電車が来る!!)」
・まさか電車とは思わなかった!どんだけ!
・「…おまえ!」のアッシュ、アニメで髪ばっさばっさおでこ全開感よろしくお願いします。
・電車内のオーサー一味から一斉射撃をくらうアッシュ。そんなちゃちな遮蔽物で大丈夫?弾貫通しない?
・ケインとシンにも銃口が向けられる!やっぱり!
・ケインの子分さんが…
・シンがアッシュに銃を渡しに行く!判断と行動が早い!
・一応立場的にアッシュは仇なはずだけど心情的にはやっぱりなんか違うっぽいシンは。まあこの状況では単純にケインとしてもシンとしても、圧倒的にアッシュ>>>>>オーサーってだけかもだけど。掟破りだしまずもってオーサーが卑劣すぎる。
・P122最後のコマのナイフ投げアッシュしびれる
・アッシュが銃を手にしただけでオーサー側のこの絶望感である
・P126のアッシュ2コマともかっこよさがやばい
・チャイニーズのみなさんなんてとこに隠れてるの(これ下手したらオーサー一味の射撃が貫通してあたっちゃった人居てもおかしくない)
・たまらず発車してひきあげるオーサーたち。え、これそういや運転も自分達でやってるの?わからないけど電車の運転って素人の不良少年がぶっつけでできるもの?
・アッシュは脛に弾倉巻いて持ってたよう。決闘に火器類禁止だけど、弾だけじゃ意味ないから掟的にそれはセーフということでOK?
・駆け込み乗車でぎりぎり電車に乗り込むアッシュ。しかし単独。
・線路に残ったケインとシンはそのまま仲間とともに電車の後を追う。
・しかししらみは象といっても、ケインの子分目が節穴すぎでは!でも「まったくおまえらどこを調べたんだ!?」「へ へえ…」のやりとりはなんかグループ内アットホーム感あってほほえましい
・野次馬がじゃんじゃん集まっている
・汚い手を使ってボス同士の戦いを汚したからヤツはもうボスじゃねえ!ってわりといまさらっちゃいまさらな笑 オーサーが汚いのは周知の事実だろう。
・アッシュは両側から挟み撃ちに。電車内じゃ隠れるとこもないしなあ
・しかしアッシュほんと眉間に百発百中だな
・目を覚ました英二。アッシュの命令で子分が空港に連れていく。
・「わかってくれよ オレらだってつれーんだよ ボスだってそうだ…でもこうするよりなかったんだよ まえもって知らせてたら―――おまえきっと逃げ出したろ?」「おまえがいるとボスは思うように動けねーんだ…頼むからききわけてくれよ」
・「ひとりにしといてくれないか 逃げたりしないから 頼むよ」「―――… ああ… いいさ もちろん―――」
・実際まえもって言われたとして英二どういう反応だったんだろう。ボーンズが言うように逃げ出したかもしれないけど4巻の時みたいに最終的には聞き分けたような気もする。
・なんかボーンズとコングどんどん好きになるなあ。P150の1コマ目はストリートキッズがカタギを威圧するみたいな二人ともわりと結構普通に怖い顔してるのにどんどんただの少年らしくなるというか英二を思いやる顔になってってる。この落差。4巻のアッシュの足手まといだから帰れ説得と被る。この辺、ストリートキッズたちはアッシュも含めてみんな似たようなところあるのかもしれない。
・「“住む世界が違う” 何度きみの口からきいたろう」「でもほんとうにそうなのかい? 住む世界が違うとほんとうに友だちにはなれないのか? きみは本気でそう思ってるのか?」
・「それがいちばんいいときみが判断したなら ぼくはそれに従うよ」「日本へ帰る そしてもう2度とN・Yへは来ない……」
・住む世界が違っても「友だち」にはなれると思う。でもそこで、どちらかの世界で、物理的にずっと一緒に生きていくことはまた別問題だからなあ。危険の度合いが桁外れに違うのであればなおさら。逆に英二が英二自身の世界に帰っていってしまったからといって、それをもって即二人が「友だち」でなくなるわけではないのだし。ただまあこの別れ方は単純に悲しいし、このままでは「友だち」でもいられないよね。
・照明を撃ち抜いて暗がりに紛れるアッシュ
・単純に発砲シーンというか構えがかっこいい。あとちゃんと両手撃ちなのもいい。
・ばったばったと次々にやられるオーサー部下
・「あ ありゃあ悪魔だ…」「人間じゃねえ!…人のかたちをした悪魔だ…!かないっこねえ!」
・「何をバカげたこと言ってやがる!ヤツは人間だ!いいか!?ただの人間だ!銃がなきゃあただのガキだ!!」「ヤツを神聖視するのはいいかげんにやめねえか!!あのヤローはただのガキなんだぞ!」
・敵キャラのこういうセリフって、まじで全然相手の力量をわかってないとんちんかんな場合と、むしろ誰よりもそのキャラ自身が相手の力量を承知のうえで、あえて自分に言い聞かせるように逆のこという場合とがあると思うけど、このオーサーはあきらかに後者だなあ。
・「ただの人間」「ただのガキ」ってむしろアッシュは自分をそういう風に見たいわけで、もしオーサーとアッシュに敵対関係がなかったとしたら、オーサーになにがなんでも組織のトップにという虚栄心がなかったとしたら、潜在的な本音はともかく少なくとも意識的にはそういう目線でアッシュを見続けるだろうオーサーは、わりと望ましい「組織のNo.2」になり得るタイプだったのかもしれない。特に普通にしてるとアッシュの組織はたぶんほぼアッシュ一強になりがちで、ピラミッド状の組織にはなかなかなれない感じがするから。
・暗闇の電車の中、夜明けが来るまで膠着状態に
・英二はいよいよ空港へ… (いやでも展開的にほんとにこのまま帰っちゃうってことはないだろうけど)
・「…アッシュに伝えてくれないか? 命を大切にって どこにいようときみの幸福を祈っていると」
・英二いいいい いままさに命大切にしてないよアッシュは!!いやもちろん本人は生き抜くためにこそ戦っているわけだけれども!
・コングとボーンズほんとにお人好しないいこ。そりゃ英二もあやしいと思うよ。
・P166の英二全コマ男の子らしくてかっこいいな
・「――ボスは今オーサーと戦ってる 最後の決着をつけるために」
・P167のアッシュの横顔大ゴマきれいすぎる
・「死ぬかもしれないな…今度こそ」「じき 夜があける…」
・この冷静さ、静かな覚悟が悲しい
・ほぼ初対面なのにケインとシンの距離感が急速に縮まっててほほえましい。やっぱりボスどおし通じるものがあるんだろうか。「あーあ お子様は元気だなァ」ってことなんだけど何歳差なんだろうか。
・P170のバイクでどやってるシン・スウ・リンがかっこかわいいのでアニメでもみたいけど、この暴走シーンは規制対象なんだろうか。14歳だしなあ。
・「コニー・アイランドで!!」 この続々集合感がいい
・英二はボーンズとコングを振り払ってアッシュのもとへ。P173のボーンズ突き飛ばす英二君めっちゃ顔かっこいいです。
・「待てこらあ!!」「もういいよ芝居は」
・「これでボスに言いわけがたつぜ オレらが2 3発ブン殴られりゃすむこった」
・「おたがいあと味の悪い思いはしたくねーもんなあ? おまえも入れ歯を覚悟しとけや」「まあしゃーねえわな」
・ボーンズとコングの株が急上昇すぎてやばい。入れ歯しゃーねえってどんだけだ!
・英二の神独白Part3くる
・「ぼくは何度もきいた 夜きみがうなされる声を」「子どものように手足をちぢめ きみは助けを求めていた」「“かあさん”と…」
・(ベッドの位置逆じゃなかったっけ?ホテルみたいな感覚であんまり気にしないで適当にその日その日で使ってたのか?)
・魘されること自体もだけど、アッシュが魘されて呼ぶのがお母さんってのが結構意外で衝撃。グリフかと…
・「ぼくは気づかないふりをした とてもつらかった」
・「どんな悪夢がきみをそれほどさいなむのだろう」「ショーターを手にかけてしまったことか それともぼくの知らない幼い頃のむごい記憶か」
・両方、プラスそれ以外にもあるんだろうなあ…
・「どこに行く?」→「トイレ!!」はおかしいぞ英二
・「冷酷とも思えるほどのタフなリーダー・シップも 何者も恐れない精神力も すべてはあやうい魂をおおい隠すためのものなのか」「だとしたらなんて残酷なんだろう」
・「アッシュ死ぬな!絶対に死ぬな!!」
・市警もストリートキッズの派手な動きを察知して動き出したもよう。早くもコニー・アイランドを掴んでいる
・膠着状態だった電車内が夜明けを迎えて一斉に銃撃戦再開。P185のアッシュのコマ、アニメのカットで正確に再現してほしい…
・多勢に無勢でついに1発アッシュの右肩に…
・しかしほんとこの人数相手にすごすぎないかアッシュ
・さすがに疲労がみえるけど、ついにオーサーを追い詰めるアッシュ
・「フレデリック!!」
・まさかのファーストネーム呼び
・でもそう考えるとアッシュは敵も味方もたいがいファーストネーム呼びだな。
・「オレの負けだ 殺せ」 しかし銃を置くアッシュ
・「いいかげん逃げるのはよせ!!」
・オーサー戦結末は次巻に持ち越し。たぶん、汚い罠にはめようとしてオーサーが逃げた、本来の掟通りのナイフ戦で決着をつけるということなんだろう。オーサーの方が卑怯な真似に逃げたんだからそのまま撃ってもよさそうなのに律儀に筋を通すあたり、やっぱボスとしての格が違うんだろうなアッシュは。そこにしびれるあこがれる。