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主に小説や漫画やアニメや映画についての覚書を不定期で放り投げます。基本ネタバレ注意。

アニメ BANANA FISH #3:河を渡って木立の中へ(Across the River and into the Trees)

アニメBANANA FISH 第3話鑑賞後メモです。

 

※今回わりと「自分が思ってたのと違ったなあ」的なメモも多めです。なぜそう思ったのか、どこに違いがあるのかを掘り下げることを楽しんでいるので、アニメを否定したり非難する意図は一切ありませんが、そういった感想が合わない方は閲覧をお控えください。またはみても忘れてください。

※致命的なネタバレは無いつもりですが、アニメとの違いをはじめ、原作の話もがっつりするので、アニメ初見組はご注意ください。

 

 

 

 

※記憶を辿るため基本は時系列ですが、あ、そういえばといきなり話が飛ぶかもしれません。

 

【7/14(土)先行上映会@ノイタミナショップ&カフェシアター鑑賞後メモ】 

・マックスに面会するチャーリー伊部英二のシーンからスタート。石造りで外観めっちゃおしゃれな刑務所。ちょっとしたお屋敷みたい。
・マックス伊部旧友のハグシーン。「たくお前は~!」とか、親しい仲感がはんぱない。なんか伊部さんがめっちゃあたたかい目というかどうかするとめっちゃいとおしそうな目にみえる。英二君のことといい、伊部さんという人間が基本的にめっちゃ愛情深い性格なんだろうなあ。
・あとアメリカ人と日本人との体格差が顕著にあらわれてて好き。
・マックスBGM。ここではじめてなんかポップというか明るいというかコメディタッチな日常感ある劇伴。
・「このデリケートなオレになにができるってんだ!」生きてた!うれしい!
・「つってもなぁ~」の声がなかなかのおっさん感(オヤジ感?)
・「彼はぼくの命の恩人なんです どうか彼を守ってもらえませんか」 ぼくがいっしょにはいりたいぐらい、とかきっと心細いに違いない、は無かったけど、アッシュと顔合わせた後のマックスのモノローグもだいぶ削られるから尺的にしょうがない。
・渋りながらも断れないマックスのカットの後OP。ここ単行本第2巻P70最後のコマの再現度高いなー
・OP明け、マックスの房にアッシュが入ってくる。握手と自己紹介のとこ、「…アッシュ・リンクスだ」でちょっと口角あがってるように見えたけどスクリーン遠かったから普通に見まちがいかも。たぶん真顔かな。
・マックスが読んでた本のタイトル確か「UNFAIR」 どんな内容だろう。
・「おれはまださんじゅう…」「うるせえぞマックス!」(あ すンません)がだいぶギャグ調。第3話にきてはじめてなんか気が緩むシーンきたかもしれない(これ以降も第3話はちょくちょくポップめの演出あり)。BGMも相変わらず明るい。
・原作読み返しながらメモしてるんだけど、原作の「りっぱなおっさんじゃねえか」のアッシュの顔絶妙に小生意気でこ憎たらしくてほんと好き。
・この辺アッシュの顔かわいいー!って思ったの覚えている。確か「…あんたはおしゃべりだな」あたりかな?
・コラム話生きてた!めっちゃ嬉しい!! 「サイゴンの730日」が「バグダッドの730日」に改変。日数は同じなのね笑 あと、引き合いに出されたW・バーチェットはウィリアム・オースター(?)に改変(ググっても出てこないから名前聞き間違いの可能性あり。バーチェットではなかったのは確かだけど)。
・「あんたはすかしたレポよりコラムにしぼったほうがいいんじゃないの」って言われたマックスが、想像を超えるコミカルな劇画調で結構なダメージ受けてて笑った。「ヘタな小説よりよっぽど面白い」ってフォローもされてるから落ち込まないで!笑
・ここ、アッシュの寝顔がとてもキレイ というかかわいい
・「専門書を読み地方紙のコラムまで目を通すインテリ不良少年か…」が入っててこれもめっちゃ嬉しい。とても好きなセリフなんだここ
・まてよ、インテリ?→「だとすりゃしめたもんだ いっしょにご本でも読んでりゃいいんだもんな」 ここ平田さんの言い方がなんかすこぶる好き。あと、ほんと実際に一緒にのんびり読書するマックスとアッシュ超みたいよ!!って思った。IF話で言うならそこにグリフも入って3人で1冊の本について和やかにいつまでも語り合ってくれよ!!(胸詰まりすぎて強制終了)
・刑務所の廊下をいっしょに歩くマックスとアッシュ、真正面のカットは相変わらず顔キレイだけど、左斜め前からのアングルではちょっとあやしいことに。が、がんばれ!スタッフがんばれ!
・顔のパーツのバランスが?(ちょっとところどころ小さい?)ってところと、髪がちょっとぼさっと無造作?寝起き?ってところが、第3話で作画についてん?って思った点だけど、後者はまあいうてここ刑務所だしばっちりおしゃれセットになんかしてないわってことで脳内補完したからだいじょーぶです。
・アップや真正面のカットは質保って、中長距離の引きのカットで今後若干体力セーブする感じになるのかな第3話をみると。まあお話的に第3話はまだここで全力を出すところではないというのはわかる。第1話第2話のクオリティをひねり出し続けてたら早々に息切れしちゃうだろうし。
・2クールという長丁場でまだあと21回あるので、ほんとひたすらスタッフにエールと祈りを捧げるしかない。フレー!がんばれー!!
・「若いヤツはそれだけでおひめさまだからな」 ほぼ原作どおりだけど第2話ラストに引き続きめっちゃおひめさまワード推すなって思った笑
・「救世軍のスープ」→「炊き出しのスープ」
・食堂で「お、ここに座ろ」ってマックスの台詞あるんですけど、ここ平田さんまじうめええええって思ったのでみんなにリピートして欲しい。このナチュラル感ほんとすごい。まさに洋画の吹替えって感じ。
・「夜ばいしちゃおっかな――っ」の野次も原作通り
・「あんたはどうなのさ やけに親切じゃないか」の顔かわいかった。でもここは原作のかわいさが異常なのでどうしても勝てない。単行本第2巻P84の下2コマを見てくれ。ふたりともとてもかわいい。あとここの原作のコマ、大人と少年の顔の違いが顕著に出てて、マックスとアッシュの組み合わせへのわくわくどきどきがとまらない。
・まあ十中八九カットだなとは元々思ってたけど、「地雷でタマ無しだけど子供あり→女房マリアだから」のジョークにぷ、って笑うアッシュは無し。ここ原作ほんとかわいいんだよなー
・第2話ラストに腕の入れ墨だけ披露してくれたモブはガーベイでした。キャラデザだいぶ変わって、かつディノの手下とガーベイががっちゃんこ。だから撃退シーンがひとつにおさまることになるのかなー。ガーベイを完膚なきまでに叩きのめすシーンが、そこに至る流れ(「…いいよ じゃあ来なよ」「そのかわりかわいがってくれなきゃあやだぜ」)含めて好きなんだけど、ディノの手下でもある設定になっちゃうとそこどうかなー。工房呼び出しのボコり→フォークで撃退の方が採用されてフルボッコシーンは無くなっちゃうとなると残念。
・なんかごちゃごちゃ言ってくるガーベイガン無視で、めっちゃごはんつんつんするアッシュかわいい
・手をいやらしく触られた途端食事のトレーを顔にバーーーン!するとこ、ものすごい勢いに笑った めっちゃしなるトレー
・フォークを抜け目なく掠め取ったカットはしっかり原作どおり
・残念!「こいつ両刀だあ~~」は無し!
・ここでドクター・メレディスのBF分析シーンがほぼ原作どおりに差し込まれる(PVの「突発的・狂暴性~」「お前の弟はとんでもないめんどうに~」のとこ)。存在カットかと思ったら普通にミス・ブランディッシュ出て来た!まあここは出さないと逆にこのシーンがまわりにくくなるか。ドクターの独り言だけじゃ間がもたない
・反省房でのアッシュ。原作通り回想で11歳のアッシュ出て来たー!なんか原作単行本第1巻初期の初期のアッシュを髪気持ち更に長くしてそのまま小さくした感じ。なんかあんまり今のアッシュの面影なくて、ほんとにただの田舎の無垢な少年って感じで、これが後にああなるってすごいな!って思った。
・ぶっちゃけちょっとモサめというかあか抜けてないというか、後のシーンで出てくるマックスの独房の壁の写真のマイケルのほうが美少年度高いと思ったけど、高給取りの両親に蝶よ花よと育まれてるマイケルと、家出済みでおそらくストリートをふらふらしてて髪なんてそりゃ無造作伸ばしっぱなしだろうなってアッシュは比べられないかと即行で脳内補完した。この時点で既におしゃれ色っぽい子になっちゃうのもなんか違うし。ゴルツィネの原石みつける審美眼がすごいというか、言っちゃえば「ゴルツィネ、よく磨いたな~…(?)」というのが反射的感慨
・この幼いアッシュの顎掴むゴルツィネ、原作通りなんだけど、黒ハット被って黒服で更にマフィアのドン感出てた。「かわいい子猫飼い殺しにします」感増し増し。単行本第10巻で久々にアメリカに帰国したときのゴルツィネっぽい。11歳アッシュの右頬を完全に包み込む左手のごつごつ感が…
・「ムシけらみたいにスキップを殺しやがって」で回想が…あああスキップ…まだあんまり平静に見れない
・「奴がどんな手を使おうと必ず勝って 生き抜いてやる!」 第2弾PVの締めで痺れたとこだけどやっぱり内田雄馬さんの演技好きー
・反省房明け 「出て来たぜおてんばが」からさっそく刑務作業のお掃除
・「オレは生まれてこのかた1度も反省ってヤツをしたことがないからな」 よし!ここあった!顔もキレイで小憎らしくてOK!
・「あれを持ってちゃあぶない どうやって知らせる? 電話も盗聴されるだろう…手紙も」とそこにやってくるガーベイは原作通り。しかしキャラデザ変更後のガーベイすごく爬虫類ぽいというか、小物小悪党丸出しなのに無駄にS感放ってくる系のやつだな…そのちょろっとした前髪うっとうしいので切ってください。
・図書室での例のアレは、第2話の取り調べがああだった時点でまあそのまま来るだろうなと思ってました。なんかアニメのキャラデザ変更後のガーベイに…って思うと原作より嫌悪感が凄い。色と動きと声ついてるのが余計に、なんだろうけど。早くぼこぼこにしてほしい。
・ガーベイの強×匂わせ台詞の大半がカットされる代わりに、それらをまとめる「こりゃクセになりそうだな」の新台詞。かあーー
・ガーベイ→マックスの「あわててどした?」の「どした?」とか「もちっと手ごわいかと思ったけどな」が絶妙に小馬鹿にしたむかつく言い方で、キャラに対しては怒り沸騰なんですけど声優さんに対してはほんといい仕事してますね!っていうなかなかに複雑な心境
・「狼と山猫」は残念ながらカット。ロボ=狼ってアニメじゃ説明できないし(説明しなくても別にいいと思うけど)、これはしゃーない。
・マックスがアッシュをみつけるシーン、原作のコマ完全再現と他に2カット。この後の医務室シーンで医者の露骨な台詞(「よってたかって強姦」「まー妊娠するわけじゃなし」)がカットされてる代わりに、ズボンを下ろされて太腿が露わになってるカットが1枚あってうおああああああって一瞬発狂した。台詞のダイレクトボディーブローと、一枚絵の衝撃で間接的脳内シェイクされるの、どっちもきついよ…
・でもマックスがアッシュの上半身抱き上げるとこ無くなったのはちょっと惜しいな…
・ベッドに寝てるアッシュ、インナーの黒シャツやっぱりいいこれ
・「アタマいたいよ…なんかクスリくれない?」からのぶりっこアッシュは原作どおり。「粉薬とか錠剤だめなんだ…」のとこの人差し指立てて顔横に向けてるアッシュ、超かわいかったです。あと「わかったよ」の声もひときわかわいい。
・「えっへっへっへっへ バナナなんか見るのもやだろ」 そのままきたー!笑 ここの平田さん、すごく絶妙な「おっさんの無神経なゲス笑い(※ただし愛嬌たっぷりで許される)」でさすがです。バナナが最前面に出て存在を主張するカットに笑う。
・すごい勢いのバナナぐさっっ!からのコメディタッチのひとコマ、背景的な出来事は勿論重いんだけどちょっと気持ちが軽くなるシーンというか、物語が重くなりすぎないために意外と重要なとこだなと思った。なんかホラー映画で恐怖が迫るときのキン!キン!キン!みたいなSE入ってた。
・バナナを一口咀嚼するアッシュのアップのカット、原作通りなんだけど、なにか考えを巡らせてる風の原作と違ってアニメはなんか無心って感じで、なんかひとことで言うとかわいさがやばくてめちゃくちゃ動揺した。変な意味ではなく、なんか単純にこどもっぽくてかわいかった。小学生の給食かよう
・とりあえずこの辺やたら挟み込まれるバナナのアップカット
・さー問題はここから…
・「バナナフィッシュ」とうっかり呟くアッシュに反応するマックス 結構な勢いでアッシュに食らいついて問い詰めるマックス ここで第一の違和感、アッシュが「しまった」っていう顔をしない。わりと平坦。
・で、原作ではアッシュが慎重に自分からは情報出さないようにして「あんたはなぜそのバナナフィッシュってヤツを追ってるわけ?」→グリフとの繋がり判明って流れになるけど、アニメでは医務室から独房に戻ってその「あんたはなんでバナナフィッシュを追ってるわけ?」って台詞の前に、カットされてた原作単行本第1巻のマックスとチャーリーの会話がここに差し込まれる(チャーリー→アッシュの改変)
・ここアニメ尺に合わせた脚本の構成としては、「なるほどここにもってきたかうまいなー!第1発見者のアッシュならトムソンの話うまく繋げられるしなあ!」って素直に思うんだけど、若干「アッシュ→マックスの壁がいきなり薄くなりすぎじゃない?まだほぼ初対面だしアッシュにしては警戒心というか慎重さに欠けるような?」という違和感はちょっとだけ。でもまあここはまだそこまで気にならない。
・マックスがこれまでBFについて調べたことの話が一通り終わって、アッシュの「あんたはなんでバナナフィッシュを追ってるわけ?」って台詞の後、「友達がな」「10年以上前イラクにいた」って台詞からはじまりマックスとグリフとアッシュの繋がりが判明するとこ、ここがなんかもうほんと惜しかった!!尺さえあれば!!?って強く思ったのと、いやでもそもそもの演出とか作画とかが自分の解釈とは違ったのかも?というのも思った。
・「詩が好きで よく自分でも書いてた」からアッシュが食い気味に「なんて名前?」って聞くとこ、洗面台の蛇口から落ちる水滴に阻まれてアッシュの顔がみえない演出自体はめっちゃよかったんだけど、如何せんこの独房内でのシーン、最初から最後まで劇伴がずっと同じもの(第2話の取調室でのものと一緒だったはず)が流れていて、いやシーンに合ってる、合ってるんだけど、マックスとアッシュがグリフを通して繋がったことの驚き、率直にグリフの弟かー!ってプラスの感情で喜んでる+グリフを懐かしんでいるマックスに対して、アッシュが激しい怒りを向けてマックスが動揺すること、足がいまでも動かない・弟の自分のことさえわからないグリフに対するアッシュの哀切などなど、このシーンの一連の展開や感情のメリハリがあんまり感じられず、すごく単調に終わってしまった気がした…
・自分の脳内ではどうだったかなーと思いだすと、それこそこの蛇口の水滴に顔が隠れてるアッシュの「なんて名前?」でBGMが消えるか切り替わる感じだったかなー。ほんとに最初からずっと切ないBGMだから、マックスの「なんてこったー!おまえグリフの弟か!?」が、平田さんはすごくいい演技をしてくださってるんだけどなんか浮いてる感じがして、ここはBGMが最初から会話後半のアッシュの心情に寄りすぎなのかもと思った。アッシュについても、マックスとグリフの友情の繋がりがわかってはじめて感情が波立つんだと思うんだけど、そこの推移がちょっとよくわからなかったというかなんかうまく入ってこなかったというか…一連のシーンがなんかふわっとぼやけてしまったような感じがした…
・あ、でも「オレのほんとうの名は…アスラン――アスラン・カーレンリース…」の横顔はとてもよかった。とても儚げでBGMも合ってた。あと、「よく手紙をもらった あんたのこともよく知ってるよ」のときのマックスの表情の変化が…懐かしむ中に切なさがあってここの表情もとてもよかった
・鉄格子に寄りかかるアッシュ 「手紙でよくあんたのことをかいてた…あんただけが友だちだってね」「兄きの足は今でもうごかないよ…でもそれもしかたのないことだね」 ここの内田雄馬さんの演技はほんとすばらしい…。すばらしいだけに…
・「生きてるのかグリフは!?どこだ!会わせてくれ!」→「会ったってあんただってことわかりゃしないさ!」で鉄格子を右手で殴るアッシュ。「弟のオレのことだってわからないんだからな!!」この台詞で一番の激昂がくるのはほんとバッチリほんと素晴らしい。内田さんの演技もほんと、どんぴしゃですありがとうございます!!
・ただここのアッシュの顔の作画がたぶん一番自分の脳内とは違ったかなー。作画崩れとかじゃなくたぶん解釈が違う。どう言えばいいのか難しいんだけど、例えていうなら私個人の脳内ではどちらかというと、第2話の取り調べシーンでアッシュがたまらず立ち上がってエヴァンスタインを睨みつけるとこ系の顔のイメージだったんだけど、アニメではスキップが撃たれて絶命した瞬間の絶望顔の系統だったというかそれよりも更に弱弱しい感じがしたかも。眉がかなり下がっててなんか追いつめられたような縋るような寄る辺ない目だったというか。
・原作だと一気に読むから、ガーベイを利用したのちきっちりボコったりディノの手下も撃退したり、そういう最終的に溜飲が下がるところまで一気に読めるからあんまり気にならないけど、アニメは20分ちょいごとに話数が区切られる中で、第3話は、ゴルツィネとの回想やガーベイ達による××、グリフに関することなど、とにかくアッシュにとってしんどいことしか起こらないので、もう早く第4話がみたい。第3話でお預けされるのほんとつらい。
・「あんたを殺す」がマックスの後頭部のカットでアッシュの顔が見えないのと、その直後の「おやすみマックス」のアッシュの顔がどえらくキレイでここはほんと好き。この凪いだような表情めちゃくちゃ好き。さっきの表情がちょっと違うな?と思ったすぐ後なだけにこの表情のどんぴしゃぶりがいっそう染みる。
・「あんたのコラム好きだったよ」の声ーーーーーー!!語尾がなんかもう絶妙!!何度目だって感じだけど内田雄馬さん最高です!!
・独房のベッド奥の壁に貼ってある戦場での写真(マックス自身とグリフとその他の戦友達)を壁ドンするマックス。原作では懐から写真出してたと思うけど、アニメでは壁に貼ってあるのか… アッシュ気づかなかったの?っていうのは若干気になるかな…笑 マックスのベッドに座るとき目に入んじゃないかというか、マックスがBFについて独自に調べているらしい人間だとわかったのだからそれこそもっと用心深くその周辺にもいろいろ目を向けそうだけどなあとは思った。↑でも打ったけどちょっとアッシュの警戒というか注意が足りない感じはしちゃうかな。同じく壁に貼ってあるマイケルはとてもかわいい。GJです。登場が楽しみ。あと、えっちなポスターは原作よりひかえめ笑
・面会に訪れたチャーリー伊部英二。ここがアッシュの初「英二」かな?
・「きみが会いたいって言ってるってきいた時うれしかったよ」 ここ原作でも思ったけどいじらしいなあ英二君
・アニメではここの会話から既にアッシュから英二に肩組み。本格的にゲイ演技入るとこからでいいのにーと思いつつ、アニメアッシュ的にはもうここで早々に切り替えて演技してるっていうことかな。というかまあここは原作からして、あの微妙にテンション高いというかノリが軽いのは素じゃなくて演じてる感既にあるか。
・英二君の「あのオーサーらしいんだ」がなんか抑揚変だったような?「オー↓サー↓」?
・マックスとチャーリーの方の面会の会話、「オレがかかわってたらあいつはぜったいおまえらに協力なんかしないぞ!」とか「ヤツはオレを憎んでるんだ…」とかが大幅カットされた影響で、なんかマックスがチャーリーの依頼(アッシュの護衛)やひいてはBF調査そのものさえ諦めたことについての説得力?納得感?が薄まってしまったような…「罪の意識ってヤツがあったのかも」というワードは最低限入れてくれていたけれども!全体的にやっぱりマックス(とアッシュ)関係の尺が惜しい気がしてしまうよー!尺さえあれば!!!というか私こんなにマックス好きだったんだな!!それがわかっただけでもよかった!!
・第2話の棒高跳びのBGM再び。第2話みたときはこれ英二のテーマかと思ってたけど、ここで流れるということはどちらかというと「アッシュと英二」2人のテーマなのかな?
・原作でははっきりそうとわかるゲイ演技だったのが、アニメはなんかどっちにもとれるような距離感にみえるのは穿ちすぎか。首の後ろをがっつり抑えて引き寄せる原作→アップ画で髪さわさわするアニメ(+英二の瞳に、ゆっくり近づくアッシュの顔が映る演出あり)
・「今度はひとりで来いよ…な?」はなんというかここ単体で内田雄馬さんばんざい
・個人的に「ん――っ」は欲しかった!あと口付けるまでに思ったより尺とられてたなー。自分の中ではもっとさらっと唐突にというか、気づいたら口合わさってたぐらい。BGMも無いぐらい。アニメ的にこういうシーンをこういう演出にする意図はなんとなく理解できるけども。
・口合わさるまでにそこそこ間がとられたのと、英二君がカプセルにはっとする描写が(見落としたかもしれないけどたぶん)無かったおかげで、英二君なんでふつーに受け入れたんや&なんで突き飛ばさんのや感が増している。アッシュに見惚れちゃった??この顔面なら無理ないわ
・カプセル渡すためだけど、舌が動くカットもまあアップで入れますよね!アニメーションだものね!
・自らを振り返ってみるに、たぶんこのシーン単体でみれば特になんとも思わなかったというか「おーここやっぱ力入れたかー笑」って感じだったと思うんだけど、我ながら思った以上に自分の中で重要だったらしいマックスとアッシュの2人がグリフを介して繋がるシーンについて、「尺が…演出が…表情が…!」って心が動揺しちゃってる状態のまますぐこのシーン来ちゃったから、「この尺と力の入れようを!!さっきのシーンにもなぜ!!!!」って観てるときは思っちゃってたかなあどうしても。なんかだいぶ感情が迷子だった気がするこの辺。あんまり記憶が無い。
・でも口合わせた後の、ゆっくりアッシュの目が開いて、英二とアッシュが真剣な顔で視線を交わすカットは最高だった!特にアッシュの目がいい! ここは何らかの甘い雰囲気によるものではなく、アッシュが英二になにか重要なことを託したことがちゃんとわかるカットになってた。
・お尻タッチは割とソフトめ。手を添えてちょっと押したぐらい?(少なくとも揉むまではやってない)
・第1話の「バーイ」もだけど、ここの「じゃあなスイート バーイ」も内田さんの演技絶妙。甘すぎずでもしっかり色っぽい。
・最終的にここの「じゃあなスイート バーイ」のとこで星が飛ぶギャグ調演出で締められるものの、アニメアッシュはなんか原作よりだいぶ真に迫る演技をしていた気がする…? 周囲の目をごまかすためという本来の目的を思えばそのほうがいいんだろうけど。紙面上の漫画と声付き動画アニメという根本的違いもあるし、まああと原作連載当時との時代差もあるのかなこの演出は。
・いや待て打ってて違う?って思ったけど、アニメアッシュはむしろ演技にのめりこめてない感?逆? 原作のほうが胆が据わってためらいなく演技してる感じする? アニメは原作よりお色気を武器にする感は増してるけど、ここでの思い切りはアニメの方が弱いかも?
・英二がトイレの個室に入ってカプセルの中身確認するとこのBGMの切り替わりはとてもわかりやすくてよかったw PV第2弾の前半BGM、第1話の手下2人公開追い出しシーンと一緒かなたぶん。
・アッシュの伝言はほぼ原作どおりだったけど、個人的に「チャイナ・タウンへ目立たず入り込めるのは東洋人だけなので」って文言、自分の中では割とポイントだったんだなってちょっと思った。アニメではここカットされてるけど、これが無いアニメだけみてる人の中では、「アッシュがなぜこれを英二に頼んだのか」の解釈→ひいてはアッシュと英二のこの時点での距離感の解釈が、結構諸説出てきそうだなって感じがする。
・外出する英二に伊部さんが頼む雑誌はマガジンからサンデーに変更。小学館だからね!(逆に原作ではなぜマガジンだったんだろう?)
・というかここ、原作では伊部さんに出かけてきますって言うところからすでに例のファッションなのか。アニメではふつうのかっこで出た後、ワルファッションを現地調達してたけど… 原作の伊部さんは「お!今日の服は攻めたね!笑」ぐらいでむしろほめてくれそうだけど、アニメの伊部さんは英二君がこんなかっこで部屋から出てきたら「英゛ちゃん゛!?!?」って第2話の二の舞になりそうだからな…
・ゴルツィネとオーサー(とあとグレゴリー?エイブラハム?覚えてない)のターン。引きのパパディノの顔が「なんかよそにこういうキャラいるよね」って別キャラ感あっておもしろかった笑
・「ガーベイってやつはボヤボヤしてんだろ」 短くなんてことない台詞も声帯が細谷氏だと耳に残りますね…
・「山猫の代わりの日本猫」さん、「現代版アニメとして最大限エッセンス残すようがんばりました」感をひしひしと感じる肩出しルック。ピンク基調のジャンパーにヤシの木の葉柄?ハワイみたいなロングパンツ。ピンクの丸サングラスでせいいっぱいのワル感を演出。原作のシャツの柄(系統)をまさか下に持ってくるとは。でもなかなか似合ってると思う!笑 かわいいよ笑
・英二が話しかけた人達、あんまワル感無いというかそんな足ガクガクするほど怖く見えない笑 原作も比較的ふつうめな人達だったけど笑
・原作と違ってもう道端からはっきり英二がつけられていることがわかるアニメ
・マーディアさん登場に爆上がりするテンション。いい女感がやばい。チャーリー果報者だなあ。ルックスも優しげな声も最高です。「ひとり? 好きなとこ座って」はめっちゃリピートしまくりたい
・そして第3話の個人的なMVPは張大のこの彼かもしれない。日本的ステレオタイプなコテコテ中国なまり発音好きw すごく聞き心地がいい!惚れる! あと露わになっている目が素敵
・「がっかりするだろうなアッシュ――」 なんかここ好きだった。ほんとにいじらしいな英二君。
・ここで原作の順番入れ替わってマックスとアッシュのシーン。「…なんでじろじろ見るんだ」「…なぜ何も言わん」→思ったよりアッシュががっつり見てるしその割にこのシーン原作と違ってアッシュの台詞ゼロで一言も発さないし、ここはマックスに同調してしまった…笑 いやなんか言えよ!って笑
・ここは原作でもあんまりアッシュの心情をうまくつかみきれないとこなんだけど、アニメでみると余計だなあ。なんかこのシーンのアッシュ、アニメだと特にこれまでと別人にみえたんだよね…なんでかはうまく言葉にできない。第1話と第2話ではアッシュ視点というか、少なくともアッシュの傍に立ってお話を辿ってた感覚なんだけど、第3話はなんか急にアッシュの傍から放り出された感があったというか、第1話第2話のアッシュと第3話のアッシュがなんか同一人物じゃないような感じがしたんだよなあ。上映会で1回みただけの印象なので、配信で再視聴したらまた印象変わってくるとは思うんだけど。1度きり瞬間の印象だからあくまで。
・マックスがアッシュにグリフを重ねるシーン、PVではなかった緑もや?の特殊効果。
・マックスに首絞められるアッシュの表情、ここもなんか私のイメージとは違ったところだったなあ。家帰った後原作のコマ見返してもこれじゃなかった気がする。なんか眉がだいぶ下がってめっちゃ驚いてた?というかどうかするとおびえていた?ような顔だった気がする… 目を見開いて、押し倒されて首絞められたのに無抵抗だし、口も開いてて。↑の「弟のオレのことだって~」の表情とここが、なんか第3話では違和感あるとこだったかも
・マックスの「おやすみ…アッシュ」に、「…おやすみ」を返さないアニメアッシュ。ここも原作アッシュとアニメアッシュで結構キャラに隔たりがあるような? 原作はわりとフラットな感じがするんだけどアニメは眉間に結構シワ寄ってて眉も歪み気味だった気がする。家に帰って反芻している今、自分が違和感を覚えたアニメアッシュの表情がどんなだったか、なんかうまく言葉で言い表せないかと考えてたんだけど、最終的になんとか出て来たのが「なんか月龍っぽい顔だったな…?」だった。どうなんだそれ…?
・もうちょっと頑張って考えてみたこと追記。「弟のオレのことだってわからないんだからな!!」あたりをはじめとするアッシュの表情について、何回か脳内で反芻して落としどころを見つけようとして、結論としてアッシュはマックスの裏にグリフをみていたのかもしれないなと思った。マックスがアッシュにグリフの幻影をみたように。マックスに押し倒されて首を絞められたアッシュの表情、あれもまるで、アッシュのほうでもマックスにグリフを重ねて、グリフに首を絞められている幻覚をみているかのような表情にみえるかも。今思い返してみると。マックスに対するアッシュの態度や行動に警戒心や慎重さが欠けるように感じたのは、アニメアッシュが無意識にマックスを兄に通じる者としてみて感じていたから?(最初はグリフとの関係はわからないわけだけど、同じくBFを探る者としての同調意識?)マックスもアッシュも、それぞれがお互いにグリフをみていたのかも。そう考えるととても切ない。
・アニメアッシュは「17歳の少年」であることを強く意識していることはあちこちで言われてるし、そういう歳若い少年としての弱さというか危うい部分も、原作よりもわりとわかりやすい形で表現していくのかもしれないな。
・あ、今ふと思い出したけど、医務室でバナナフィッシュってうっかり口に出しちゃってマックスに食って掛かられるとこ、一部めっちゃユーシス!って思った表情のアッシュがいた気がする。ちょうどドースン博士について問い詰められる猫被り期のユーシス。
・なんやかんやでドクター・メレディスのとこへ向かった英二。待ち伏せしていたオーサーの「待ってたぜ サムライボーイ」で第3話終了!SEも最高に緊張感あるいい終わり方・次週への引きだったのに、うっかり第2話予告のこの2人の会話を思い出してしまってせっかくの緊張感を、ちょっと惜しいことしてしまった笑
・尺が2クールという時点で自明というか、制作側のインタビューとかでもこれまで重ねて言われてきた通り、どこを選び取ってどこを削るかの取捨選択はやっぱりシビアに行われる。全体のクオリティのために。「この回はここをポイントと据えて力を入れたんだな」というのはこれまで同様第3話も同じ。ただ第3話に関していえば「そこに一番力入れたかー!いやわかる……わかるけど尺さえあれば(?)ここももうちょっと…!」っていうのがほんと惜しかった。限られた尺の中でアッシュと英二に軸足を置いた構成になるのは既にわかってたことだけど、やっぱり惜しいものは惜しいね…。
・思い返すと、第3話初見直後はなんか例えるなら、自ら死を望んで意気揚々と処刑台に乗って斧が振り下ろされるのを待ってたのに、こっちには当たんないで思いがけず3個ほど隣の人に振り下ろされて絶命しているのを、ぼんやりしょんぼり見てる感じだったんだ…。自分で書いてて意味わからんな…頭おかしくてごめんな…
・勿論素晴らしいシーンが沢山あったし、結論こっちで勝手に原作読み返したりアニメ版の解釈について頭こねくったりでもろもろ補完して楽しむので!何よりもまずやっぱりスタッフさんの愛と努力に感謝やまないのが大前提だ!
・なんか第3話はいろいろ考えること多くて、あがったりさがったり、上映から時間たった今でも割と感情が迷子なんだけど、今はとにかく早く第4話が観たい。グリフのこと、マックスとアッシュの2人の関係についても、第3話はまあゆうてもまだ導入で本番は第4話だとは思うし、第3話でちょっとつかみどころがなくてよくわかんなくてどこかに離れちゃったようなアニメアッシュに、早いとこ第4話でまた戻って来てほしい。みたいな感情になっている今。

 

【7/19(木):- Amazonプライム配信→再視聴後随時更新メモ(気が向いた時に増える)】

・上映会初見時はめちゃくちゃ感情あらぶってたんだなあって↑のメモ見返すと我ながら笑えるんだけど、アマプラ配信再視聴時にはわりと、初見で感じたほどの違和感はなくみれたかも。まあやっぱり、自分がもともとイメージしてたのとは違う演出・表情だった、というのがわかったうえで改めてみてみると受け取り方も違ってくる。初見より何倍も楽しめた。ところどころのマックスやアッシュの表情、声の演技はやはり胸にくるものがある。
・11歳アッシュが記憶よりだいぶかわいかった。ここゴルツィネの顔とかごつごつの左手もそうなんだけど地味にアッシュの両肩を押さえてるマービンの手が支配的で威圧的でほんと心にダメージ負う。