すべてはプライベート・オピニオン

主に小説や漫画やアニメや映画についての覚書を不定期で放り投げます。基本ネタバレ注意。

アニメ BANANA FISH #4:楽園のこちら側(This Side of Paradise)

アニメBANANA FISH 第4話鑑賞後メモです。

 

※致命的なネタバレは無いつもりですが、アニメとの違いをはじめ、原作の話もがっつりするので、アニメ初見組はご注意ください。

 

 

 

 

※記憶を辿るため基本は時系列ですが、あ、そういえばといきなり話が飛ぶかもしれません。

 

【7/21(土)先行上映会@ノイタミナショップ&カフェシアター鑑賞後メモ】 

・第3話の続きの長めのアバンで、グリフが撃たれてアッシュの兄だと判明するまで
・ドクター・メレディスの殴られた右目のアザがとても痛々しい
・原作の3回に渡るしつこいまでのオーサーの顎クイは無し笑
・盗まれたBFを無事みつけたエイブラハムの表情が絶妙な狂人具合でよき
・オーサーの「よし殺せ」のフラットな言い方すごすぎない?細谷さんすげええええ
・「(お前が)ディノにおもちゃにされたらアッシュはさぞ苦しむだろうからな」 →アニメオーサーの要素の抽出の仕方が個人的にすごく相性いいなと思ってて、この辺のオーサーの長台詞の中でこの一文を残すものとして抜き出して、かつここ原作では「~苦しむだろうぜ」って台詞なのをこの微妙な文末の改変をすることで、アニメはより一層オーサーのアッシュに向ける感情の苛烈さをうまく強調していると思う。電灯に翳す指の傷のアップのすばらしく効果的なカットといい、アニメオーサーは「すべては憎きアッシュを引きずり落とすため」っていう一本筋の目的意識がすごく強くて最高です。このアッシュしか見てない感。
・「ヤツの大切なもんは片っ端から奪ってやる」「スキップも死んだ こいつらも殺す お前はあの変態ジジイに麻薬漬けにされて骨までしゃぶられろ」の声の微妙に震える感じと狂気じみた表情ほんとにグッド
・ここの睨み返す英二、勇敢で顔男の子!って感じで好きー
・ショーター登場!OPで変わってないからそうだろうなと思ったけど、やっぱりモヒカンのまままだ髪型変更無し!笑
・ふいに気付いたけどショーターのこの鼻の形なんかめっちゃ好き
・「もうちっと手ごたえのある見張りを立てとけや」が無かったのはちょっと残念笑
・奥から出て来たグリフ、エイブラハムをみた瞬間の目の変わりようがすごくて、長く失っていた正気をやっと取り戻した感がより強く、そのおかげで一層この直後の展開がつらすぎる
・エイブラハムの動揺がちょっと引くぐらい激しいのは、グリフのことでは結構それなりの後悔があるというか、グリフについては決してそんなつもりはなかったという気持ちが奥底にかなり強くあるんだろうな。アッシュに対して確かそんなことを言ってるシーンがあったけど。
・グリフがエイブラハムに撃たれる混乱で隙をついてショーターを振り切るとこ、オーサーがすごく体重の乗らないださかわいいパンチをしている笑 この回は作画の力配分をすべてOP後にもってきたのがよくわかる OK!OK!
・ウーキーに向けられた銃を足で蹴り上げて回避するショーターまじかっけええええええ!!!!
・「英二!伏せろ!」ってショーター言ったけど、ショーターは英二の名前どこで認知したんだっけ? 英二→ショーターはアッシュ&敵サイドが名前それぞれ呼んで繋がったから違和感ないけど。原作でもどこか覚えてないから読み返さなきゃー
・オーサーの階段手摺の飛び越え方がなんかかわいい 脚ぴーんって揃ってて笑
・サングラスの奥の目がみえるショーターはほんとにイケメン
・グリフの応急処置をするとこのドクター・メレディス、台詞カットでひねたもぐりの闇医者感が薄れててなんか普通にいい人だと思った
・「アッシュの兄貴だ」「ええっ!?」でOP
・「とにかくお前が無事でよかったぜ」 優しさとイケに溢れるショーター
・第4話一発目のアッシュの顔のきれいさにびびるとともにテンションが急上昇する わ、なんか第1話第2話が戻ってきたって感じだね…!?
・「すまないと思ってる」になんかつい笑ってしまう ジャック・バウアー…笑
・「まあいい ヤツと同房になりたがってる奴はごまんといるからな」に、ちょっと波立つものはあるけどぐっと呑みこむ感じの「頼んだぜ」
・「あんたを殺す」の後にこのマックスの奇妙なまでの普段通り感というか空元気感というか、うっすらとした諦念が滲み出てて、更にこのなんかいろんなものが詰まったような「じゃあな…元気で」の声と表情よ… マックスううう
・ガーベイと入れ替わったモブのこの腹の肥え具合とこの卑しい表情が絶妙な嫌悪感を煽る
・このベッドの奥に座って影がかかってるアッシュがきれいすぎる そしてあいかわらずの「おひめさま」ワード押し
・「猛獣ブルが山猫小僧をモノにしてみせるんだとさ」 ここのマックスの「だええ!?」みたいな声最高だった笑
・「ほっとけばいい」 ここ平田さんほんと最高
・「だめだ グリフィンの弟なんだもんな」 ここちょっと抑揚?がイメージと違ったのと、欲を言えば原作の「いや だめだ やっぱりいかん」「グリフィンの弟なんだ あいつの弟なんだもんな…」「やっぱりだめだ ほうっておけん」 って重ねて噛みしめる感がもうちょい欲しかったけど尺の関係上そういうわけにもいかない。万感こもってる「くっそお!」に大満足!ありがとう平田さん!
・「ガーベイにはあっさり許したんだろう?」 上脱ぐんじゃないよ!!!!!!!嫌悪感がやばい!!!!逆にスタッフすごいね!!!?!?!?
・「まっぴらだな あのときは医務室に行きたかっただけなんだ」が生きてて地味にうれしい そうなの悲しいことに計算尽くなの
・アッシュ(というか内田雄馬さん)の「いいよ?」すごくない?やばくない??
・「そのかわりかわいがってくれなきゃあやだぜ」でフゥフ―――wwwって沸くギャラリーに笑う ここ、私が10人いるとしたら7人はちゃんと「なんやこのモブども囃し立てるんじゃないよ!」って抗議してたけど、3人ぐらいはこのガヤの中に紛れ込んでたと思う…ごめんな
・というかこのフゥフ―――wwwのガヤ、単体ですごく共感力とクオリティが高くていっそ感心してしまう 今後の回、個人的に随所でこのガヤを脳内再生してしまいそう
・猛獣ブルの「いへへへへ」「ぬへへへへ」って感じの笑い方とか顔近づけた時の無駄に細かいいやらし笑いとかほんと絶妙に嫌悪感を掻き立てるね…これ描けるってすごい
・「だから言ったろ…!慣れてるってな!」 猛獣ブルの撃退シーンもうなんか単純にかっこいい 好き
・マックスが駆けつけてブルの首放すときの、一回真顔になってからニヤリとするアッシュ、最高すぎない??
・「おせっかいだなおっさん」の顔超かわいい 第4話の作画ほんとに最高
・マックスの一回目の「まてよ!」の後の「まてったら、アッシュ!」が、原作の表情の感じとは違うんだけど、なんかうれしそうな、見直したような親しみを感じる声音でとても好き。
・「オレはクズどもに軽蔑されたって痛くもかゆくもねえよ」台詞は、マックスの「あれだけのことができるのになぜ――」っていう台詞がカットされて感心するだけに短縮されたので、「クズどもに認められたって嬉しくもなんともねえ」に変更。美貌や才能に不本意な価値を見出されて食い物にされてきたことへのアッシュの反発が間接的に読み取れる気がして、こっちはこっちでとても好き。
・場面は英二達へ。この辺「バナナフィッシュのことチャーリーが言ってた?アニメチャーリーってバナナフィッシュのこと知る機会あったっけ?」とか「「例の殺された男から~」って英二達ってそこまで知ってるっけ?」とかいろいろ頭にひっかかってきたけどもうその辺は気にせずスルーすることにした。尺的にシーンとしてはカットしてあるだけで、アニメでも裏で原作通り必要十分な情報共有はされている体なんだという察し。
・どくどく脈打つ小さな心臓からの、狂暴化したラットの演出普通に怖い 
・場面再びマックスとアッシュへ 「ひっかくな!」ってマックスもアッシュもかわいすぎない?? ひっかくアッシュを画面に映してくれ
・しかし第4話はほんとにマックスもアッシュもイケメンできれい 全然作画が崩れない
・「俺に構うのは“罪の意識”ってやつか」からの場面の切り替わりがとてもおしゃれ
・マイケルの話ちゃんと来た!ひげもじゃのスコット弁護士が超絶透明感のある声でびっくり
・「…どうしてもか」「マイケルをこれ以上苦しめたくないならな」
・「お~いアッシュう アッシュ・リンクスはいるかあ~」のモブの声、なんてことない台詞なのに妙に頭に残る笑
・寝転がってるアッシュかわいい 呼ばれたときのハの字眉で口開けた顔と「…どこにいるって?」のなまいき顔がどちらもすこぶるかわいい
・伊部さんの日本に帰るよ説得のターン 「きみの両親に顔向けできない」って伊部さんの台詞、原作何回読んでもアニメで聞いても毎度心にクる
・「こわくなんかありませんよ…」でちょっとむっとして椅子にもたれて拗ねてる感じの英二、年相応って感じでかわいい 甘えられる大人のいる普通の少年感
・英二と伊部さんのターン制テーブルどん!どん!にちょっと笑ってしまった
・「英二!伊部!」のマーディアさんの御声が大変凛々しい
・12時32分…
・グリフ……アニメに出て来たシーンの中で(マックスの写真を除けば)亡くなった後がいちばん穏やかな表情だなんてかなしい…
・「でもいつかは話さなきゃならないんでしょ」「スキップの次は兄さんだなんて」 ほんとそれ 一話一話一週間ごとに噛みしめるアニメだと、がんがん読み進めていく原作よりある意味ひとりひとりの死が重い
・ここ第2話の取調室BGMだけどほんとにいいな…
・伊部さんの「くそっ!! 見さかいなく人を殺しやがって…!何が自由の国だ…笑わせんな!」があってよかった
・「よおハニー」 場面は違うけどガーベイのこれ原作に忠実 アニメで声つくとより一層腹立たしさがすごいな… そして気配に気づいて振り返るアッシュの一瞬のカットが超絶かっこいい
・チャーリーから電話でグリフの死を聞いた時のマックスのシーンの演出がもう完璧 壁に力なくもたれて完全に上の空での「ああわかったよ…じゃあ」のみの台詞、ほとんど右から左の全然話聞いてない呆然自失状態を、あえてカメラ引いたカットで見せるこの妙技
・ガーベイに暫く殴られ続けるアッシュ、今回はカプセルの目的も無いのに簡単にやられすぎじゃ?感はあるもののまあこれ原作どおりだからな(相手はガーベイじゃないけど) しかしアッシュの髪の毛の作画ほんとこまかい…
・チャック降ろすな!!!!!!!!!!!! 「楽しもうぜハニー…」じゃねえわ!!!!!
・「あの時一回きりだと言ったはずだ」 残ってた!
・アッシュほんとに肌しっっろ
・マックスが工房に駆けつけたとき、一瞬アッシュガーベイに殴られた?って思ったけど違うな? ちょっと音と動きがわかりづらかったけど避けてからの頭突き?(にしてはガーベイの痛がり方が妙だけど。目でも刺されたかのような反応)
・ガーベイ蹴って転がしてからの股間のアップにざわつく心 まさかまさか??
・「このブタ野郎!!」 フォークwwwww ここリアルに考えたらめちゃくちゃえぐいけど、普通にめっちゃテンションあがってすっきりしたー笑 今日一でにやついたかもしれない。最高!(海外リアクション勢の反応みるのが楽しみ)
・それみたマックスの青ざめた顔と「あひいいぃぃぃぃ…」が大変癒し
・「なんとか言えよ 聞いてるんだぜ おい!」がなんか聞き心地がよくて地味に好き(聞いてるんだぜおい!って言い回しになんか舞台感というかJOJOみを感じる)
・「また裏切るのか!?兄貴を見捨てたみたいに!!」のとこ、アッシュがほんとに表情いい。今回の表情は解釈どんぴしゃど真ん中。
・「おまえには…いやオレたちには とても悪い知らせだ」が無かったのは正直残念だけど、テンポ的にしょうがないとも思ってる。アニメだとこれがそのままだったらもったいつけすぎ早く言えってテンポになっちゃうんだろうな。
・「グリフィンが死んだ」と言われた直後のアッシュのぼうぜんとした顔、原作の再現度やばいすごい
・血のついたフォークのアップにどういう感情になればいいのかちょっと迷子…笑
・アッシュ→マックスの蹴りがなかなかに強め 「オレにかまうな!これ以上つきまとうとほんとにぶち殺すぞ!」の内田雄馬さん最高。もう何回も言うけど声張る演技がやっぱりすばらしい。あと単純にこの台詞、第3話で「あんたを殺す」ってあんな凪いだ顔で言っときながら、実際にはやっぱり本気で言ってるわけじゃなかった(マックスの事情心情も理解しながら、それでもそう言わざるを得なかった)ことが地味に匂わせられてて好き。
・このアッシュに反撃するマックスも大人の男としての意地がかっこいいよー!
・「ワシが(ヤツの代数力を)育てた」のドヤ顔ジェンキンズ警部癒し 食い気味の「ああもしもし!」のナチュラル感もすてき
・マックスとアッシュの殴り合いほんと最高だな…頬殴るマックスと顔面真正面アッシュ笑
・「元海兵隊をなめんじゃねえ!」 かっこいいよおじさん!殴る音も重い!
・殴られたアッシュがぶつかって動く机細かい。マックスとアッシュの位置関係が原作と逆になってるんだな
・「手加減するぐれえなら殴るかバカ!」 「くそじじい…」「くそガキ…!」
・あーもーこの二人なんでこんな最高なの
・バーボンきたーーーー!!
・殴り合った後のすっきりしたというか吹っ切れた感じのマックスの声、ほんと平田さんうまい
・「オレには悲しむ権利がある」 ベトナムイラクに変わったことで「泥沼」が「砂の町」に変わってる。戦争の画が複数枚差し込まれて、台詞もここ以降のシーンほんと丁寧に原作をなぞってくれてる感じ。感謝感激がとまらない。
・BGMは入りだけちょっとん?ってなったけど中~後半からもうこれ以上ないほどシーンにマッチしててすぐ手のひら返しした。最高。
・「オレも少し疲れた… 死んだって聞いた時がっくりきちまった」「もう一度会いたかったなあ たとえおれだってことがわからなくなっても」 もうだめこれもうだめ
・「スティーブン・トムソン…」ってアッシュが話し出すところからほんと劇伴のマッチ具合はんぱない鳥肌立つ
・「わからない… わからない 俺にも」 内田雄馬―――!!
・なんてきれいでかなしい涙なんだ
・瞳が潤んでぽろりとほんのひとすじだけ…左目からほんのひとすじだけまばたきで落ちたみたいなこの涙の美しさ
・だーっと流れるアニメ的な涙じゃないのがほんとにこの場面には完璧に合っていて、現実に人間が落とすリアルな涙って感じ。たまらない。
・「あんたを憎めたらと思うよ 誰かを憎まなきゃ救われなかった」 ここのマックスの表情がもうさあ…
・「兄貴が死んだってことが嘘じゃないってわかる ほんとにグリフィンはもういないってことが」 内田雄馬―――!!もおおおおおおお
・ここでグリフの笑顔の写真がアップになるのがもうなんかもう
・「そんなんじゃないさ… 飲めるんだろ?」 平田さん―――!!
・「…うまくねえ…」「俺だってうまくて飲んでるわけじゃないさ…」
・ほんと第4話のクライマックスといったらさあ内田雄馬さんと平田広明さんの染み入る演技にこの劇伴の最後の最高におしゃれなピアノ音からのPrayer Xですよこんな完璧な締め方ある?????
・もう第4話ありがとーーーーーーーーーーー!!!!!!!それしか言えない!!!!何回もリピートするこれ!!!!!!!!!!!!!

 

【7/26(木)26:10- Amazonプライム配信→再視聴後随時更新メモ(気が向いた時に増える)】

・工房に呼び出しくらうとこの、「おっさんならさっき面会…」の語尾が妙に幼い感じで超絶かわいいことを発見した。
・ガーベイがディノの手下になったことで、「お宝のありかを白状しろ」から「お宝はボスの手に戻ったぜ(しかし裏切り者にはたっぷりお灸をすえてやる)」に改変。ここのアッシュの内心、なかなかの動揺だったかもしれない。英二は単純にたどり着かなかった予想だとしても、グリフとメレディスのこと一瞬にして脳内に去来しただろうな…
・いや待てガーベイがディノの手下になったこととこの改変は別に関係ないな?なんで変えたんだろう これを聞いたアッシュが少なくとも表向き特に感情爆発させず、暫くガーベイに殴られたままというのもよく考えたらちょっと違和感?
・グリフが松葉杖ついてなくて普通に歩いちゃってた?(円盤で修正されるかな?)