すべてはプライベート・オピニオン

主に小説や漫画やアニメや映画についての覚書を不定期で放り投げます。基本ネタバレ注意。

アニメ BANANA FISH #9:ワルツは私と(Save Me the Waltz)

アニメBANANA FISH 第9話鑑賞後メモです。

 

※アニメとの違いをはじめ、原作の話もがっつりするので、アニメ初見組はご注意ください。

 

 

 

 

※記憶を辿るため基本は時系列ですが、あ、そういえばといきなり話が飛ぶかもしれません。

 

【8/25(土)先行上映会@ノイタミナショップ&カフェシアター鑑賞後メモ】 

・上映開始直前、かつてないほどそわそわしてまったく集中できない。第1話第2話の新宿最速先行上映以来のどきどき感
・初っ端はゴルツィネ屋敷。先行カットに出てたゴルと華龍。
・月龍とショーターの中国語会話は無し(そりゃそうか…笑) 初っ端月龍の顔の作画がなんか第4話を彷彿とさせるな!と思った。作画スタッフが結構被ってる?から?
・「お前はなんでここにいる?」「ぼくも君たちと同じ立場さ」→「はっ 哀れなもんだな 道具に使われてよ」 細かい台詞のカットがあり、ショーターが皮肉るのが月龍個人のみになって李一族への言及が無くなってたのはちょっと惜しい。ここだけでなく、アバンのシーンの会話は結構あちこち細かくカットされているので、やはり尺は如何ともしがたい壁なのだなあと…
・ゴル登場。4人がかりで英二と引き離されるショーター… あ、ちょっと話逸れるけどこの辺、原作単行本第5巻のP118、今まで気づいてなかったけどオーサーが超絶イケメン
・オーサーがショーターに「こうなったのもおまえがヤツを裏切ったからだろう? おまえがどのツラさげてヤツと会うつもりなのかオレは楽しみにしてるんだ ヤツがどんなツラをするかもな」って言う台詞のカットは、しょうがないと納得してるけど残念とは思う。この台詞があることで、実際にあの地下室でショーターと再会した時のアッシュの態度がより映えるから…脳内補完するから大丈夫だけどね!
・もうこの辺あたりで作画の気合がすごいと肌で感じる。
・華龍がゴルツィネに月龍を差し出すところ、原作もだけどオーサーの反応が細かい
・月龍の「このままにしておいたほうが親切だと思うけど」はカット。まあここは中国語会話が困難である以上そうなるだろうな。その代わり、この後目を覚ましてふらつく英二を月龍が抱きとめるというちょっとした改変があり、そこでの「あぶない まだ筋肉にしびれがあるはずだよ」の台詞で、月龍がまだどことなく英二に対して優しいというかさりげない気遣いをみせるという要素は残されている。
・そういえばゴルツィネベッドではすでに「イライラする」と言ってたものの、この時点での月龍はまだ英二に対してそこまでイライラ感ない。どの辺からそうなったんだろう? 直後の「きみもつかまったのか?」とか、ショーターへの反応をみてからかな?
・目を覚ました英二のすぐ左脇、ソファの背もたれに大きく身を乗り出して英二にけだるく舐るような視線を向けるオーサー超ナイスです。すっごい憎たらしくて腹立たしい。また、細谷さんの演技がすごいんだ絶妙なんだ。
・「はじめましてだね坊や わたしはゴルツィネだ――きみのご親友の飼い主だよ」のゴルツィネ、というか運昇さんまじでぞくっとした。すごく怖い。超好き。
・原作と違って雰囲気がらっと変わるほど相当おめかししている月龍にも、特に疑問や、リアクションがない英二(状況が状況だからそりゃそんなこと構ってられないけど)
・「アッシュを裏切りおまえをここへさらってきたのはこのお方だぜ」で、あのオーサーの顔アップの先行カットからスライドで画面の奥、抑えつけられてるショーターを映す演出すごくよかった。ここでほんとに「あ、第9話やばそう」って思った。
・英二の「そんなばかな話にだまされると思うのか!?」に対する、オーサーの「おい、聞いたかあ?」がさいっこうだった。特に「おい、」が!!
・原作の英二の台詞は「きみがアッシュを裏切るなんて」だったのが、アニメでは「きみがアッシュを裏切るわけなんてない」に微妙に変わってて、英二のイノセントさとショーターの苦悶がより強調されている感じ。
・対するショーターのほうもさあ…原作だと顔を横に背けてるんだけど、アニメでは向きは正面のまま、眉震わせて唇噛みしめてほんとつらそうに俯くのが…
・「ウソだろう!?オーサーの言うことはウソなんだろう!?」「英二!!オレは――必ずおまえを…!」 ここ原作ではショーター「許してくれ」って言ってるんだけどアニメは言ってなくて、単に尺のせいでカットされただけかもしれないけど、許されよう・許されたいとも思ってないのかな…とかそういう風に勝手に解釈しちゃって勝手に胸がつらい
・「彼(ショーター)には大いに役に立ってもらわねばならん」からの、英二の顎掴んで「無論 お前にもな」って言うゴルツィネ、普通にめちゃくちゃ怖かった。運昇さんすごい。今までのゴルツィネで一番怖かったかも。
・アバン終了時点で、もう第9話は死ぬしかないということをほぼ確信していた。
・原作どおり輸送機の貨物室。アッシュの先行カットはここ。
・ゴルツィネとオーサー。月龍はチャイナタウンが投げてよこした毒入りのエサだぜって会話の入りで、これまた毒々しい紫基調の植物?の絵画が背景としてアップされるのこまかーい
・細かいカットはあれど、このふたりの会話もほぼ原作まま。ただゴルツィネの台詞、「肩入れした覚えはない」だったのが、「アッシュは私の肩入れを拒否してボスにのしあがったのだからな 自分の実力だけで」に微妙に改変。端から肩入れの意志なかったのが、肩入れしようとはしてた風になってる? まあここはゴルツィネとオーサーの会話をうまくつぎはぎして短くするためで、それほど意味はないかな。
・ここのオーサー(というか細谷さん)の「ふん!まだ未練があるのか」が好き。
・「あれは私が育てたのだ わたしがみつけ磨きをかけ教育し―――あそこまでにしたのだ それをこの手で壊すのだ!」のとこ、新聞を持つ手が震える描写や、第5話を思い出す狂気を孕んだ表情の作画によって、ゴルツィネの感情が原作より激しめになっている。とてもいい。
・実験室?的なところでイスに縛られているグラサン無し上半身裸のショーター ここで確か不意に会場右前方から大きく息をのむ声がして、(既読の同士さんだね…がんばろうね…)って勝手に共感してました。
・こんなシーンでなければ心置きなく「うわめっちゃいいカラダ」って高揚できたのに… 腹筋ばきばき
・やはり台詞は細かくカットされ、エイブラハムに対するショーターの台詞は「あいつ(アッシュ)は必ずお前を滅ぼすだろうぜ」に短縮。第8話でカットされた、オーサーに対する「銃の腕より何よりヤツには おまえがたばになってかかってもかなわないもんがある」って台詞もそうだけど、ここの「ヤツはオレのようなふぬけとは違う――」のカットもとてもとても惜しい…! ショーターから親友アッシュに対する、男としてゆるぎない評価というか信頼というか、そういうのがにじみ出ててめっちゃ好きなんだ……いざ、脳内補完!
・「化けてでてやるぞ!!」の古川さんの声の出し方まじすごいと思った。
・英二の「やめろおーー!!」って叫び、ショーターにBFを注入する注射器がアップされてる間ずっと続いたのが、ほんとまじつらぁ!!ってなった。直後のショーターの横顔のアップがまた…見開いた目が……
・ショーターの眼前に無理やり押し出されて抑えつけられる英二 英二とショーターのカットがそれぞれ交互に、顔と目のアップ二種類のカットが混ざり合いながら?、どんどん加速しつつば、ば、ば、ば、ば、ばばばばばばって切り替わる。最後にギューン!って英二の顔がショーターの瞳の奥に焼き付いた直後の古川さんの叫び、単に大音量で腹の底から叫ぶというわけではなくて、ちょっとひきつったようなかすれたような叫びだったのがほんと古川さんやばいすごい。プロに対して失礼かもだけど、単純に引き出しがすごい。ここからの演技、ほんとにまじで苦しくて、「もう聞いていたくない」とまで思わせられた。それくらいすごかった。
・英二の顔を突きつけてショーターを洗脳するエイブラハムの愉悦加減がもうほんと…しゃべってるうちにどんどんノッてくる感じがまた…調子に乗ってる小物感の腹立たしさがすごくて…
・モヒカンが乱れて完全に萎れている…
・呆然としている英二の目から流れる涙… もう全く全然感情が追いついてないって感じのこの表情、後半のアッシュがフラッシュバックする…
・ゴルツィネの台詞、原作の「アッシュの大切なふたりが――親友であるはずの男が(略)この少年の腹を裂き~」って台詞は、「親友が(略)自分の大切な少年の腹を裂き~」に変わってた気がする。いやほぼ100%台詞短縮のための変更だろうから実際そんなに気にしては無いけど、「大切な」が英二のほうにだけかかるのはちょっと…とは思った。
・原作ではゴクって唾をのむだけだったけど、アニメオーサーは若干引きつつもニヤリ顔。第9話ラストの凄まじい狂気顔と高笑いへの布石。
・空港。アッシュ達サイドの会話(財閥がどうの、ロールスがどうののくだり)はまるっとカットで、ロールスじゃない普通?の緑の車に乗り込む彼らを遠くから眺めるチャイニーズモブ達の会話のみ。「あ、やっぱりこの回でシン出てくるな」って思ったけど、もはやこの時点ですでに感情のストレージの空き容量が無い。
・カットされたロールスロイスのくだりは、第9話予告サルベージ候補①。
・ゴルツィネベッドシーンまんま来たーー!台詞も画もほぼまんま!(あ、でも月龍の服は普通の白いナイトローブ?になってた。作画負担軽減かな?)
・あとここすごく微妙な気持ちになるBGMだった気がする。ちょっとムーディーだったのかな…よく覚えてないけど
・ごめんゴルパパのお腹のアップは要らないです!(反射的に「うわっ…」って思っちゃった笑) あ、でも胸毛腹毛はなかったな? 頭と一緒でツルツル。
・月龍の「なに?」と画が単純にやらしい 入れ墨ちらっとみえた
・部屋の出入り口は暗証番号のロックっぽいけど、押す数字と順番がみえみえでがっつりしっかり月龍にみられているゴルツィネ。いや、いくらなんでも迂闊すぎんか!?まさかユーザー・コードもそんな感じでアッシュに知られるんじゃないだろうな!?
・無駄に時計の数字覚えちゃったけど18:56です。(夕食前の腹ごなしだもんな…)
・月龍すごくきれいな紫の瞳
・月龍と英二の会話も、アッシュに関する台詞(「昇格して専用のペットになった→末端のシマを任されボスとして君臨」とか「処分されずに生きのびてこられたのは他の少年たちにない何かがあったから。ゴルツィネはそれを見抜いて片腕に育てようとした」とか)がそこそこカットされた以外はほぼまんま。
・「だがもう目をそらすことはできないよ 根性すえてよく見ることだ アッシュの属する世界を」で画面が暗くフェードアウト→原作1ページカットで、場面は即晩餐会会場へ。マックス「こんな格好させやがって 何を考えてる」と伊部さん「英ちゃんたちはどうしたんだろう」の台詞でシーンを無理なく繋ぐ。
・オーサーwwも髪セットwwしてるwww(反射的に草生やしまくったけどオーサー普通にかなりイケていた。かっこいい。)
・月龍はゴルツィネベッドで一旦すっぴんになったのに晩餐会でまた同じおめかしをしている(が、この後部屋を抜け出すシーンではまたすっぴんに戻っている(※ただし真珠?のピアスだけそのままだった気がする))。え、今度はそれ全部自分でやったの?すごくない?(御付きの人とかいないよね??)
・正装アッシュ来たーー!(マックスと伊部さんの青ざめ顔のカットと、オーサーと月龍のはっとした顔のカットとで、アッシュの顔を映すまでに二回ほど勿体ぶられる笑)
・正面右斜め下方カメラからの正装アッシュ一発目の引きめカットは、「ん…?(勿体ぶった割にはあんまり…?印象変わらないような…?)」と正直思ったけど、次のど正面顔アップのカットで即行手のひら返しした。美しすぎる。作画の気合の入り方がはんぱない。ゴルツィネの「――美しい」も納得。
・左耳の翡翠ピアスを強調するように左側だけ髪を後ろに撫でつけてるアシンメトリーなセット(なので、右からのカメラだとあんま印象変わらないんだな)。
・1カメ2カメ3カメでいろんな角度からアッシュの美麗顔がぬかれていく。ありがたみしかない。
・きれいなのは勿論なんだけど、なんかやけにかわいくなってない??髪が撫でつけられてるせい??めっちゃかわいくない??
・アッシュのおめかしをみるに、ゴルツィネの趣味・美的基準は「真の美にこざかしい装飾なんぞ要らん!!」派閥な気がする笑 飾りは最低限、素材そのものの美を引き立たせるワンポイントのみ(※ただし身に付けるものはすべてめっちゃ高価高品質稀少)で勝負するというか。化粧や装飾美で対極的な月龍は、実際のところゴルツィネの的からは外れてそう。
・マックスの「大っきらいだフォーマルの似あう不良少年なんて」と、伊部さんの「この顔で蜥蜴食うかや不如帰――だ」はカット。ここ、アッシュ登場前の「タキシードなんて大学の卒業パーティー以来だぜ」とか「腹話術の人形になった気分」とかと合わせて、第9話予告サルベージ候補②。正装アッシュは巧みに画面に出さないままマックスと伊部さんが会話するのありえそ~~!マックスおじさんそろそろ予告に来てくれ
・ワイン一口口に含んで転がすテイスティングアッシュ、作画超かわいいしまつげ長い美しい
ノイタミナカフェシアターはいつもちょっとBGMが大きめに聞こえるのと、「ダン! ダン! ダン! ダン!」って強調音がちょうど被って、「69年もの」?って台詞がちょっと聞き取れなかった。でもここの晩餐会シーンのBGM、上映会終了後もすごく頭に残って反響し続ける。ここのBGMすごく好き。いい不穏感。
・ゴルツィネの「ブラボォ」が声大きめでテンション高い
・「わたしの教えたことを…忘れずにいてくれたとはうれしい」「すばらしい夜になりそうだ…」は、アニメだと「ブラボォ」の後に一気に言う感じ。原作読んだときはここにじっくり間を感じたからそこは想像と違ったけど、アニメはさっきの「美しい 生まれながらの貴族のようだ」のアッシュのど正面美麗顔のアップに間を使う判断をしたからだろうな。ほんとに気合が半端なかった…
・ワインに「?」「?」「?」ってなってるマックスが原作どおりでとてもかわいい 鼻が超こまかくひくひくしている
・「プレゼントは気に入ってもらえたかな?」のときの、翡翠ピアスがよくみえるアッシュの左側の横顔とってもかわいかった
翡翠ピアスは40万ドル(約4,800万円)に値上げ ワインぶーーってふきだすマックスが癒し
・「どおりで重いわけだ」のアッシュの顔、皮肉げでとても美しいかわいい。というか晩餐会以降のアッシュの作画はもう軒並み美しいしかわいいし、いっこいっこ言ってたらもうほんとにキリがない。すばらしすぎる。
・ほんとにほぼほぼ瞳と同じ色・輝きの翡翠ピアス。でもよくみると若干瞳の色よりピアスのほうが明るいのかな?どうかな?
・クラブ・コッドの商品ランクを説明してくれるゴルツィネさんやっぱりテンションが高い
・「この期におよんで人の心配とはな 自分の立場を考えてみたらどうだ?」のオーサー、右腕で肘ついて顎のせてるのが、この場にあえてそぐわない態度というか、迎合しないアウトロー感出ててすごくいい。原作のオーサーのワイン飲んでるコマは、髪セットしないで?そのままなのもあってどこか場違い感というか小悪党感があったけど、アニメオーサー普通にかっこよくてちょっと動揺する。しっかり指の傷もみえてるのがポイント高い。というかオーサーとアッシュが交互に画面に映ると、オーサーの顔の男らしい精悍ぶりと、アッシュの顔の中性的な美麗かわいさぶりの対比がすさまじい。
・「おまえもな」のアッシュcv.内田雄馬氏がもう最高すぎてここぜったいリピートする。なんかトーンが絶妙だった。端的にいうと、どえろかった。
・好物?のシャンペンのシャーベット、台詞こそ削られたもののしっかり画としては描かれてた。引きの画なのになかなかの存在感。印象に残る台詞だったものなあ。
・「おまえはもっとも美しく――もっとも危険な獣だ」の台詞、「わたしの知る限り」がカットされたことにより、より盲目的というか、ゴルツィネの執着心の強さを感じた。
・やたらドタドタ部屋に入ってくるゴルツィネ部下。下品だぞ! アッシュは正面向いたまま平然。かっこいい…
・晩餐会ちょっと駆け足?じっくりみたかったけどしょうがないかな…って初見では思ったけど、上映会再度参加して観た2回目以降はそんなこと思わなかったから、単純に初見はとにかくアッシュを追うので精一杯で気をとられてたせいだと思う。いやほんとこのアッシュは一度じゃ咀嚼できない。初見はただ殴られて終わり。
・みんな大好きシン・スウ・リン来たーーー!! いや改めてほんとひとりだけちっちゃい!
・思ってたより純度100%の少年って感じの声。想像よりだいぶ高くてだいぶかわいい寄りの声。というか私の想像が低すぎたかな。14歳だもんなそりゃまだまだかわいい。
・タンクトップじゃないくて半そでTシャツ。ネイビーだったかな? やけに襟ぐりがだるだるだったのがお下がり感というか、または超お気に入りで着古してる感を思わせる。ボトムの裾もなんかギザついてて古着感あった。
・引きの立ち画かっこよすぎない??脚なっっっっっが腰ほっっっっっそ
・いやめっちゃかわいい あと思ったけど、顔の見た目だけなら月龍よりシンのほうがよっぽど英二君に似てない?そうでもない?
・シンの「見かけで人を判断することが~」や、アレックスの「だが実際はそうじゃねえ!」まわりの台詞は残念ながらカット。そのかわりだいぶシーンがすっきりした印象。
・ボーンズとコングもシャベッタアアアアアアアア
・アレックスの「よし話を聞こう」のあとのシンの、「よし来た」って感じのヘヘって声が超かわいい
・部屋を抜け出す月龍 いや、結構ふつうにそれ窓際目立つ!みつかるぞ!
・ああ…ついに来てしまった地下室のシーン…
・なんでわざわざ髪元に戻したんだよオーサーwww 手櫛で元に戻したのかなww我ながらむず痒かったのかなww
・いや、生やせる時に草でも生やしとかないとやってられんのですこの後
・アッシュのタイをオーサーがナイフで切り落とすシーン、カット割りがまじで原作のコマ割どおりでものすごいリスペクトを感じる。アッシュの目→オーサーの目のカットがほんとにそのまんま。あとここ、ふたりのすさまじい色気を感じる…
・ナイフで切られた直後も平然としているアニメアッシュ。ただごとじゃない色気。首筋切られたとこから流れた血が襟を赤く染めるの、カラーになるとなんかみてはいけないものをみている感じ…
・エイブラハム…お前はほんとに…
・アッシュに気付いたエイブラハム、第4話アバンを思い出す動揺ぶり。ここ、まず想像上のグリフの穏やかな表情のカットから現実のアッシュの顔のカットに移るの、最初にアッシュを映さないのがとてもいい演出だった。
・エイブラハムの動機、やっぱりユダヤ絡みの台詞はカットで、単に「ネズミだの腰抜けだのとバカにしやがった」になってたなあ。しかもここ、一人称が「オレ」じゃなくて「ぼく」に変わっていた。え、これまでもそうだったっけ?
・声優さんの演技も「小心者の小悪党」感を強めに出しているというか、しょうもない小物がうっかり強力な武器をもっちゃったがために調子乗っちゃった感がすごい。規制?でエイブラハムの動機やキャラがより浅くなっちゃうのは、しかたないけど惜しい。だって「こんなやつのせいで…」「すべての元凶がこんな…」っていうやりきれなさというか脱力感が余計ひどくなるから…
・「グリフィンは勘づいたから仕方なかった」って台詞に対する、「仕方ない…――」ってアッシュの反応と間はカットで、即「それじゃあオレがおまえを殺すのも~」の台詞へ。ここも惜しいっちゃ惜しいけど、アッシュとしてはもうグリフィンを殺した相手に向ける感情というか態度をここで考えたり変えたりする余地なんてなく、これまでの道程でなんども繰り返し考えて向き合ってとっくの昔に結論を出していた、だからこどの即時返球ってことかなと脳内補完。(あとここの正面顔アップのアッシュもとても美しい)
・直前の正面顔が美麗だったので、「これは「正当な復讐」だろう?」のとこもできれば続けて正面顔アップ表情違いとかがよかったかなと思ったけど、原作読み返したらむしろ原作のコマ割に忠実なカットだった。
・ショーター! 原作ではシャツ着せてもらってたのにまだ上半身裸だよ…そしてサングラスは無し… 目が見えてるってもう余計つらい…
・画面は地下室に降りてきた月龍で、声だけ聞こえるアッシュ(だよね?)の「よかった 無事で」がもうたまらない…
・「すまねえ…」の声… 打ちひしがれた声…
・「気にするな おまえのせいじゃねーよ」のアッシュの表情と声なに!?やさしすぎない!?!? やめてやめてやめて ここもうだいっっっすきなのにすっっっごくしんどい アッシュのショーターに対する信頼と慕わしさが、凶器となって視聴するこちら側におそいかかってくる
・ショーターの「そうじゃない…」の台詞、原作読んだときはあんまりピンときてなかったんだけど、アッシュとショーターがそれぞれ色も声もついて動いてるのをみてやっと腑に落ちた。この直前の「気にするな おまえのせいじゃねーよ」のアッシュ、ほんとにショーターに対する全幅の信頼と優しさに溢れていて、「大丈夫だ お前も俺も無事だしなんとかなる」って気持ちをショーターに伝えようとしてるっていうのが、まあこっちの勝手な解釈なんだけどすごく感じられて、ショーターにもそれは過たず正確に伝わるんだけど、でも受けとれないんだよショーターは。「無事じゃない」「どうにもならない」から、「そうじゃない…」なんだ… 「オレは… もう… だめだ…」なんだ…
・「オレは… もう… だめだ…」の古川さんの演技もうほんと鳥肌たった。画としても、目の半分から上が見切れて全体に影がかかったこの静かな絶望の表情が…
・ああ…英二が入ってきてしまった…
・英二の無事を確認したアッシュの安堵の表情、原作から想像してたとおりどんぴしゃ。やっと全員の無事を(一応)確認できたんだもんね…故にもうつらい。さっきからつらいしか言ってない。
・「まさか…」「そう――“BANANAFISH”だ――」
・「アッシュ――いいものをみせてやろう」の細谷さんぞくぞくする
・初見、おお…?思ったよりしっとりめのBGMきたな…?って思った。
・イメージしてたBGMとはだいぶ印象が違ったのでちょっと戸惑ったけど、もう声優さんがたの熱演ぶりがすごくて割とすぐ違和感を忘れた
・みるまえのイメージ的にはもっと不穏系というか危機迫る系を予想してたんだけど、上映終わってちょっと落ち着いてから反芻してみると、あれは視点がゴルツィネサイド(というか言っちゃえば結末を知っている視聴者サイド?)寄りのBGMだったのかなって。なんか聞いててふわっと頭に浮かんだワードが、「踊るマリオネット」「哀れなマリオネット」って感じだったんだよね…。
BANANAFISHを投与された以上もう状況は詰んでいて、ショーターやアッシュ達はただ流れるままに操られるしかなくて、だから元々思ってた不穏系のハラハラ感は実際のところ確かにこのシーンには合わなかったかもしれない。これから何が起こるのか、残念ながらことここに至ってはもう見えてしまっているから。なのでBGMも、「これからいったい何が起こるのか」っていう恐怖や緊張を煽るというよりは、もうただ「哀切」なんだと思う…。
・「オーサー オレを殺したいんだろう オレを殺せ!!」→「もちろんそうさせてもらう だがきさまは一番後だ」って言われたアッシュの「くっ…!」の声と表情が最高に好きだったんだけど、追いつめられてるアッシュをみるのつらい。だがここはまだほんの序の口…
・まず左腕、次に胸元を一閃される英二。原作よりだいぶ派手にシャツが破れてる…
・アッシュの「やめろ… やめてくれ!!」がなんかいままで聞いたことないような、かすれて苦しさに消え入りそうな声…
・「耐え難い“苦痛”」「命令に従っても解放されるわけではない」「苦痛に耐えられず自己破壊行動に」「一生“悪夢”に悩まされつづける」「――お前の兄のように」 ってエイブラハムの畜生台詞を聞かされているアッシュの表情が…どんどん追い詰められていって… ここでBGMのメロディがちょっと高めの音に変わるのがまた胸にくる
・ナイフを英二に蹴り渡すオーサー… くっそ、きれいな半ターン決めやがって!
・蹴り渡されたナイフを一発でとれない英二、すごくこまかい。とてもすばらしい描写。でも、のちのアッシュのシーンとの対比でもう心がつぶれる
・うわあ…原作より英二のずたぼろ加減がひどいよ…右腕と左ひじにまで傷が…
・天 使 像 き た
・えんじぇるああああああああいず まいえんじぇえええええええええ
・全然予想してなかった 変な笑いで顔面が崩壊した
・天井からわずかに差す光が… 正気に戻るショーターの瞳孔の変化が…
・ただでさえ原作からして、アッシュの必死の呼びかけに反応して一瞬だけでも正気を取り戻すショーターというか、それを可能にしたふたりの親友としての絆と信頼関係がほんとにほんとに大好きなのに、なんという演出を差し込んでくるのか
・オーサーの驚愕のリアクションが地味にすんばらしい効果
・アニメスタッフさんほんとにありがとうこの演出どなたが考えたの今すぐ金を振り込ませてくれ
・この演出のなにがにくいって、アニメ初見勢にも原作既読勢にもすべての視聴者に満遍なく全方位向けの演出をということなら、それこそ過去回想でふたりのなれそめの具体的なシーン・カットを差し込むとか、もっとわかりやすくて親切な演出がいくらでもあったはずなのに、あえてのこの原作番外編まで既読勢のみを狙い撃ちした弾を放ってくるアニメスタッフまじ罪深すぎるスナイパーです。
・だってアニメ初見じゃいくらなんでもこの演出の裏側汲み取れないよね? 「ショーターは信心深い人だったのかな?」ぐらいじゃない? 原作番外編まで読破してもらわないとこの演出の妙を知ってもらうことができないとしたら…この絶妙さに打ち震えるとともにもどかしさに悶え苦しむ
・アッシュにゆっくりと近づくショーター…
・「オレは…もう…だめだ…」「殺して…くれ…」「くるしい…」 ここの古川さんの演技と、ショーターアッシュふたりの表情がもうほんとだめです アッシュの瞳から流れ落ちる涙が… 「くるしい…」は特にだめ これはだめ
・原作と違ってTシャツ着せてもらえなかったからもう裸の胸を直接かきむしるショーターが痛々しすぎる
・「ショーター!!お前の敵はここだ!!さあ来い!!」 原作には無いこのオーサーの苛立ちの横入り、すごくよかった。細谷さんの演技最高だった。
・「弾は1発きりだ 忘れるなよ」 ああ、もうこのオーサー画も声も完璧すぎる そして床に置かれた拳銃のアップから、アッシュを下から舐めあげるカメラ ああもうやめてやめてもうみたくない
・叫ぶアッシュ、原作のコマの表情の再現度やばい
・無音のスローモーション
・アッシュの追いつめられた顔…
・ショーターの胸を撃ち抜く弾丸がはっきりと映される
・実際の弾丸がこういう挙動をするかどうかはもうマジで関係なくて、ほんとこの描写に打ちのめされた すごい演出だと思う
・呆然と自分の両手をみつめるアッシュ 両手のアップが…
・ここからラストまでほんと細谷さんのオーサーが鳥肌立つ ほんとすごい この声が夢に出てくるぐらいすごい
・「撃ち殺しやがった! ざまあみやがれ!」「たいした友だちだな!ショーターもさぞ喜んでるだろうぜ!」
・頭は無事… ああもうほんといや
・無情にも運ばれていくショーターの遺体に追いすがるアッシュの悲痛な叫び
・扉が閉まった直後のアッシュの「ショーター…!」がほんと涙声でひきつっててほんとやばい 内田雄馬氏やばい
・アッシュの表情の動きがもうすんごい細かく描写されて、神作画なんだけどもう言葉で表現できない
・喉をクククと鳴らすオーサー 今日一と思えるすさまじい作画
・「まったく最っ高だぜ!!!」 オーサーの高笑いで締め→EDへ
・このラストのBGMがほんとにひどい。ひたすらしっとり重々しいピアノのメロディが続いていたのが、最後の最後でちょっと高めの音でタララ タララ タララと軽やかに天にかけのぼったと思ったら直後「ダァン!」って容赦なく終わらせるんだもの… 「タァン…――」って余韻をもたせるんじゃなくて、もうお構いなしにぶったぎる感じの「ダァン!」だった気がする。ほんの一瞬光差す救いへの期待をもたせるようなメロディからのこれ。しんどい。
・「ショーター・ウォン死す―――親友アッシュ・リンクスの銃弾に倒る!」は今回なかったけど、ワンチャン第10話の冒頭で使われることを期待する。
・上映会終了後、会場のあちこちですすり泣きと鼻をすする音
・ほんとに感情が迷子 ただただ呆然
・ただひとつ言えるのは、間違いなく第9話はこれから何度も何度もリピートする

 

【8/30(木)26:05- Amazonプライム配信→再視聴後随時更新メモ(気が向いた時に増える)】